見出し画像

【実体験】電子カルテって言うのに…カルテ開示の巻

諸事情で自分のカルテ内容が必要になった事がある。
骨折で手術を受けた際の処置や素材は、念の為に知っておいた方が良いというアドバイスを頂いたからだ。それも、ほぼ同タイミングで複数人から…

その病院は電子カルテを使っていて、それなりに大きいところ。あまり詳細を書き過ぎると病院独自システムで異なる可能性があるので、大体こんな感じ程度に留めておく。それに受付担当者によって、対応も違うだろう。

手術を受けた時、当事者の私は全身麻酔で文字通り【オチ】ており記憶なんかカケラもございません……状態である。今振り返ってみても、数字のカウントなんか3・2・1…の、【3と2の間】で撃沈していたような💦
前日ほぼ寝れなかったとはいえ、そこまで簡単に落ちるのは不思議な体験ではあった。それから暫くして…

 ・どんな処置されたのか
 ・手術で使った金属はチタンって聞いたけど…
 ・内容なんか分からないだろうけど見てみたい…

そんな疑問が湧いた事もあり、【自分のカルテ開示】を実施した。何しろ人生初の事。何が必要なのかさえ分からず、とりあえず受付まで行って相談。診察券が有れば良いのか程度。

窓口の担当者は専門が決まっているようで、申請書の内容や書き方含め、丁寧に教えてくれた。長期間に及ぶ場合や複数の診療科にかかっている場合は、開示したい診療科と期間の合わせ技で調べる事も可能との事。そんな発想は無かったわ。

 ・開示記録の期間(西暦何年何月から、いつまでか)
 ・診療科(内科、外科、整形外科など)
 ・入院記録なのか、外来記録も含むのか

開示記録の期間や診療科などを相談しつつ、決めていく。最後の方で、料金説明。

開示料金、印刷代(モノクロ・カラー)で料金が変わる。
一番の費用は枚数に左右される。
基本的に紙に印刷して渡す。
準備ができた段階で電話にて枚数と料金を伝える。

あれ、電子カルテなのに紙で貰うんだ。
データじゃないんだ…そう感じた。
当事者・関係者による偽造防止なのかとも考えつつ、2週間ほどで申請したカルテ開示は無事に完了した。

申請窓口にて文書引換の書類と本人証明書を持参。
今回の開示内容に間違いがないか、担当者と細かく確認。
全ての枚数、申請期間、診療科、必要だと指定した処置の記録箇所。
本当に担当者によって異なると思うが、彼の場合は付箋まで用意してくれて【必要箇所と指定した部分】は目立つようにしてくれた。

受取のサインを記入。文書受付用の番号を持ち、自動支払い機で精算。申請時はアレコレ考えて悩んだせいか、受取はアッサリしていた。

持ち帰ったカルテは、厚めのバインダーに挟んで気になる部分をパラパラと捲り。こんなに丁寧に処置してくれたんだなぁと担当医(A氏)と担当医(B氏)に感謝した。本当に細かいところまで記録してくれていた。最後に手術も何も縁がなかった医師(C氏)の記録の無さにビックリしたり…態度と記録内容が比例していて、こうも分かりやすいのかと。。

ちなみにその病院で親しくなった職員さんと話した際、【めっちゃお金かかる】という噂を内部関係者で聞いた事があるという情報があったり。ネットで事前に調べた際も結構な金額がかかった人もいる模様。

枚数と請求期間だけは千差万別。
事前に調べられる事として下記項目程度。

・開示基本料 / 作成料 
  → 病院によって数百円だったり、数千円。
・印刷費用(モノクロ、カラー)一枚ごとの価格
・検査画像
  → 印刷の場合は用紙の大きさなどによる
  → データの場合は、CD-Rなどによる

開示基本料は、初診料と同じく病院毎に自由に決められる。2014年には高額では?との指摘が入っていた事もある模様。下記のブログを見つけたので、気になる方は調べてみるのは如何だろうか。

カルテ開示に高額手数料、厚労省が問題病院に立ち入り検査も | 古賀克重法律事務所ブログ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?