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「人を動かす」主体的な人材を育成するために 前編

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

社会人ラグビーの監督時代に、
一番最初に大きな壁にぶつかったと感じたことがあります。
選手に対する不信感というと言葉が悪いですが、
私の指示に対して、思考も行動もそっぽを向いている、
気持ちがうまく通じていないと感じることがありました。

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リーグ戦最終日に敗退し、
拠点である山梨に戻って慰労会を行っていた時のことです。
選手のひとりが、
「練習したことが結果に繋がらない」「やり方が古い」
「監督の戦術が曖昧」と不満をぶつけてきました。
仕事も営業のため残業も多く、
練習に参加できない日が続いていたのも不満の種だったのでしょう。

私もまだ若く、監督としても未熟で、
人財育成についても模索を続けていたころのことでしたので、
「私のやり方通りに動かないからだ」と、
頭ごなしに反論してしまいました。

当然ですが、慰労会の場は一気に重たい雰囲気になってしまい、
嫌な雰囲気のまま解散となりました。

選手たちはどうしたら私の指示に従ってくれるのだろうか・・・
毎日のように悩み、試行錯誤を繰り返していました。
そんな時、ふと立ち寄った書店で目に留まったのが、
D・カーネギーの「人を動かす」でした。

邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。
人づきあいの根本原則を実例豊かに説き起こし、
時代を超えて読み継がれる不朽の名著。
あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。
人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、
長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、
人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。
1936年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を改良するなど、
折々に改訂が施されてきた現行の公式版。

読み進めていくうちに、深い後悔とともに自身の行動も反省し、
どうしたら、選手が自主的、主体的に動いてくれるだろう?と、
考え始めるようになりました。



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