採用担当からみたWebデザイナー就活
花粉さんも息をひそめつつ、春風が心地よい季節になり、次第に体調もよくなってきたひぐしゅんです。
最近の私はとある企業で業務委託ながらWebデザイナー採用を担当しているのですが、先日こんなツイートをしました。
就活の春! ということで反響があったので、今日は採用側からみたWebデザイナー就活について書いてみようかな。
1. 採用担当になった経緯
本題の前に採用担当になった経緯について。
私は「MENTA」で学習のサポートをしたり、知り合い経由で出会ったWebデザイナーを目指す学生さんをまるっとコンサルしたりとそれなりに指導機会が多くあり、学習事情にもくわしいということで抜擢されました。
某Webスクールに通ったけど物足りなかった…某インフルエンサーのブログ通りにやったけど身につかなかった…などなど相談は様々です。
おかげで著名なスクールや講座、どんなサービスが未経験者の間でトレンドになっているのか大体つかむことができました。
どういうことかというと
未経験者が各学習サービス内でどういった課題をこなしているかを把握しているんですね。
つまり回答のある課題をポートフォリオとして提出されても、こちらとしては「どこどこの課題のやつね!」とわかってしまい、それだと本当に自力で作ったのかどうかもわからないので評価のしようがなくなってしまうのです。
2. そうとも限らないケース
ただ、採用担当の誰もがそうかというとそうではないと思います。
特に大企業のインハウスに多い傾向として、書類選考〜1次面接までを非クリエイターのいわゆる「人事」が担当するケース。
この場合は一般的な職種の選考と同じく、「人柄」「学歴」にフォーカスがあたるので技術面は考慮されません。
技術が高いのに書類選考や1次面接で落ちる…こういった経験がある方は採用担当者のポジション(職種)を確認してみるとよいです。
3. 我々も素人じゃない
少し話がそれてしまいましが、制作会社や中小規模の会社であれば必ずといっていいほど現場の技術責任者が採用を担当します。
責任者がどこまで未経験者の学習事情に詳しいかという部分はまちまちですが、何十件・何百件と送られてくる作品をみているとそれなりに傾向がつかめてきます。
何より私たちは素人ではないので、デザインやコードをみれば自力で作ったかどうかは概ね判断がつきます。
特に作品が複数ある場合はスキルの平均値がみえてくるので、作品ごとにムラがあると「これは何かおかしいぞ・・?」となるわけです。
でもそうはいっても、未経験者が何かをイチから作るのって難しいですよね。
誰しもがこの時代を経験しているので、この悩みもよーくわかります。
4. 結局何を作ればいいのか
実際の業務となると、これまで作ったことのないような物を作る機会のほうが圧倒的に多いです。
それでもデザインや実装において核となる考え方、つまり基礎はずっと必要です。
会社は1から10まで教えてくれません。
未経験時代は基礎である1を身につける期間です。
未経験者のスキルが実務におよばないことだって、私たちはよーくわかっています。
なので、基礎を駆使したものでいいのでオリジナルのものを作ってください。
アイデアがなければ各サービスで学んだ課題に何かを追加したりアレンジしたりしたものでも大丈夫です。
よく勘違いされてしまうのが、インプットしたらアウトプットできるようになるということ。
残念ながらこの業界ではすぐにスキルが身につかないことからこのルールは当てはまりません。
アウトプットの中で壁にぶちあたる→学習してインプットして解決する。 この繰り返しです。
この壁にあたった数が多いほど成長します。
多いに壁にあたってください。そして勉強してください。
その成果が見えれば私たちは「スキル」「熱意」として受けとります。
技術と就活には真摯に向き合いましょう!
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ついったーもみてね(●´ω`●)
冬眠のたくわえにします( ´ω` )