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どうぶつを飼う前に考えておきたいこと・前編

どうぶつと暮らしている方、暮らしてみたいと考えたことのある方は多いのではないでしょうか。犬や猫はもちろん、ヘビやトカゲ、ブタやヤギなど、以前はあまりペットとしては聞かなかったような様々な動物と暮らす人も増えているようです。
一方で、「飼ってみたら思っていたのと違った…」など、困った事態に陥る方もいると聞きます。人間もどうぶつもつらい思いをしないために、飼う前に考えておきたいのはどんなことか、まとめてみました。

ライフスタイルと合うか?

一緒に暮らしてみたいどうぶつは、どんなどうぶつでしょうか?元気いっぱい、かけっこしたいタイプのわんちゃんが、インドア派の方と暮らし始めてしまうと、悲劇が始まります。逆に、怖がりで、見知った場所でゆっくりしていたいタイプの猫ちゃんを、一緒に外に出て活動するパートナーを探していた方が飼い始めてしまったら、人間にも猫にもストレスが溜まっていきますよね。
また、どんなどうぶつも、自宅などの決まった場所を拠点として、一緒に生活をたのしむことに意味があります。家族全員が家にいない時間が長い場合、どうぶつと暮らすこと自体、必要ないことかもしれません。

さらに、人間にはライフステージが変わる時が必ずあります。例えば、就職、結婚、出産、転勤などです。こういったときは、ご自身でも思いがけないライフスタイルの急激な変化があることも、しばしば。そんなときのどうぶつへの影響も考えておきたいところです。

今のご自身のライフスタイル、それから、今後ライフスタイルの転換点がいつやってくるのか、よく考えてみることをおすすめします。

時間的・空間的・経済的な余裕はあるか?

飼い始めには、楽しくて忘れてしまっていることの多いこれらの問題は、時間経過とともにじわじわと明らかになってくるものです。どうぶつと暮らすと、考えた以上に時間的制約を受け、空間を占拠され、経済的に圧迫されます。それぞれ、どんな要因があるのか書き出してみます。

時間的
・掃除、散歩、通院、遊びなどに時間が必要
・問題が起きたときに(問題行動や病気、ご近所トラブルなど)、対策を考える時間、対策を講じる時間も必要
空間的
・どうぶつに必要な生活空間を提供できるか
・飼い主に必要な生活空間と折り合いをつけられるか
経済的
・食費、光熱費、医療費
・その他(トリミング費用など)

時間・空間・経済的なことは、どうぶつの種類によっても様々です。飼い始める前に、そのどうぶつに必要なことについて知る必要がありそうです。

飼い主の健康状態が保てるか?

一緒に暮らすうちに、どうぶつに対するアレルギーが出る方もいます。アレルギーは突然やってくるものですし、症状や強弱なども様々なので、前もって準備するのはなかなか難しいとは思うのですが、アレルギー体質の方は特に、一度考えておきたいところかもしれません。
また、飼うどうぶつの種類によっては日常のお世話だけでかなり飼い主の体力を使わなければならないこともあります。飼い主が消耗してしまい、体調を崩すようでは元も子もありませんので、飼い始める前に、種類なども含めてしっかり考えておきたいところです。

(後編へ続く)

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