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APDってご存知ですか?

APD(聴覚情報処理障害)という障害を聞いたことがある方は、まだまだ少ないのではないでしょうか。「聞こえているのに聞き取りにくい」という、ちょっとわかりにくい障害。聞き取りにくいけれど「難聴」ではなく、補聴器などでは解決しない障害です。

私自身、APDという単語すら聞いたことがありませんでしたが、つい最近メディアで取り上げられているのを見て、自分がこの障害であると気付きました。

まず今回は、どんな障害なのか、特徴などについてまとめていきたいと思います。

APDの定義

定義は「末梢聴覚には明白な難聴を呈さないが、中枢性聴覚情報処理の困難さによって難聴に似た症状を程する状態」とされています。

APDの特徴

・聴力検査をしても異常が認められない
・聞こえているが内容を理解できない
・聞いたことについて内容を理解するスピードが遅い

以上が、特徴として挙げられます。

生活の中で起きる「困ったこと」

一般的な症状としてよく聞くものを挙げてみます。

・聞き返しが多い
・雑音のある中で聞き取りが難しい
・聞き間違いが多い
・耳からの情報については注意散漫になる
・耳からの情報については記憶力が弱い
・周囲の雑音から必要な音を選んで聞き取るのが難しい
・声は聞こえていても言葉が聞き取れない

さて、APDがどんな障害か、どんなことで困ってしまうのか、少しおわかりいただけたでしょうか?次回は、「APDの背景や要因」についてまとめていきたいと思います。

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