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中学受験直前に学校を休むか休まないか

ひぐらし坂の母でございます。

数年前に中学受験を終え、無事に開成中学に合格しました。
このnoteでは息子の中学受験を振り返り、親子のメンタルを最強にするための考え方をお伝えしています。

中学受験は究極的には【親子のメンタル】が重要です。
特に【母親のメンタルが9割】というのが私の持論です。
このnoteの基本姿勢はプロフィールをご覧ください。

さて。
今回は毎年中学受験生とその親を悩ませる問題。
受験直前期に学校を休むか休まないか問題についてです。

すべて本人に任せましょう!

一言で言ってしまいます。
すべて本人に任せましょう!

親は「休め」とも「行け」とも言わないほうが良いです。
本人が決めれば良いことです。
親は子供が決めたことを受け入れて、その通りにしてあげるだけでOKです。

本人にとっては、人生初の勝負の時です。
後悔のないように、精一杯やらせてあげましょう。

万が一結果が不本意だったとき、親が「学校に行きなさい」と言ったから最後の追い込みができなかった・・・と最後の遺恨を残すこともあり得ます。

自分で決めて行動したことであれば、結果がどうであれ自分自身でやり切った感覚になれます。

逆に、学校を休んで自宅でじっくり勉強をしたほうが良いと親が思っていても、本人的にはいつもの生活ペースを崩さないほうがメンタルが安定するという子もいます。
そういうタイプの場合は、家にこもりっきりになるとメンタルが揺らぐかもしれません。

本人がどう考えているか、どうしたいか、しっかり聞いてフォローをしてあげてください。
今日は行かないと言ったのに、次の日は行くというかもしれません。
それでも構いませんので、1月はお子さんの好きなように過ごさせてあげてください。

ウチの場合

ウチの場合は、1月の最初からずっと休みました
始業式だけは出席して、冬休みの宿題だけでも提出できれば良いかなぁと思っていましたが、息子は3学期は受験が終わるまでは休むというのでそうしました。

当時通っていた塾にはとても環境の良い自習室が完備されており、1月は朝から夜まで利用できる状態でした。
学校には行かなくても、塾の自習室に朝から晩までカンヅメになっていたので、自宅ですごしていたわけではありませんでした。
朝、お弁当を持って出かけて行き、夕方に夜用の食事を届けるという生活でした。
相当忙しかったのですが、環境的にはかなり恵まれていたと思います。

そうは言っても1月の中旬には灘中の受験のために神戸に遠征しなければならなかったので、実はまったく時間の余裕はありませんでした。

結局筑駒の合格発表が終わる2月5日までずっと休んでいましたが、その後はケロッとした顔をして学校に戻りました。
先日息子が「今になって思えば、あんなに休まなくても良かったかも」と話していましたが、当時はとても感覚が研ぎ澄まされていたのでウチの場合は学校を休んで正解だったと思います。

息子が通っていた小学校は区立でしたが、中学受験率がとても高く、2月1日にはほとんど学校に6年生がいなくなります
2月の最初は受験しない子だけが全クラスで集まってドッチボールをして過ごします。
そういう環境だったので、受験のために休むことも珍しくなく、先生も子供たちも保護者もそういうものという扱いでした。
なので、1月から休んでも特別扱いされることもなくすごく楽でした。
保護者同志も無駄な詮索をすることもなかったので、正直言って中学受験率の高い小学校はとても環境が良いです。

小学校の雰囲気にもよる

休むか、休まないか・・・
誰が何と言おうと本人次第なのですが、通っている小学校の雰囲気も大きく影響します。
ほとんどの子が中学受験するような学校では、先生も友達も保護者も、中学受験の直前に学校を休む子がいるということを特別なことだとは思いません

逆に中学受験生がほぼいない学校だと長期間休むことはかなり厳しいでしょう。
息子の友達の小学校は中学受験をする子がクラスに2人しかいないため、1月31日まで普通に学校に通っており、2月1日さえ体調が悪いという理由で休んで隠れて受験しに行ったという子もいるそうです。

中学受験生がそれほどいない学校だと、受験することが知られてしまっただけで詮索されたり嫌味を言われたりすることもあるそうですから、なんとか誤魔化して学校に行きながら受験への準備をするご家庭が多いようです。

『学校はちゃんと行くもの』という大義名分がありますので、なかなか「ウチは休ませます」とは言いにくいものですよね。
それでもお子さんが「学校を休んで勉強したい」と言い出したら、学校には上手な言い訳をして休ませてあげたほうが良いでしょう。

お子さまに後悔をさせないこと。
遺恨を残さないこと。

せっかく頑張ってきた受験勉強の最後の追い込みですから、親はじっと黙ってフォローに徹しましょう。

母親のマインドチェック

・すべて子供の判断に任せる
・親はフォローに徹する
・「休め」とも「行け」とも言わずにただ見守る
・お子さんが中学受験をやり切ったと思えるようにする
・親の価値観を押し付けない

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