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実証済!未就学期から使って中学受験に役立ったものたち

ひぐらし坂の母でございます。

数年前に中学受験を終え、無事に開成中学に合格しました。
このnoteでは息子の中学受験を振り返り、親子のメンタルを最強にするための考え方をお伝えしています。

中学受験は究極的には【親子のメンタル】が重要です。
特に【母親のメンタルが9割】というのが私の持論です。
このnoteの基本姿勢はプロフィールをご覧ください。

さて。
机の上の勉強も大切ですが、未就学時代のお勉強としての意識のないうちに『遊び感覚』で扱えて、いつのまにか数の感覚言葉の感覚興味の範囲を広げてくれるものを身近に揃えておくと、後になってからの勉強がとても楽になります。
いわば、種まきみたいなもの。

特に社会に関するものは、早いうちから親しんでおくことをおススメします。
たとえば地図は読み書きができなくても感覚的に理解できます。
遊び感覚で身についていると、中学受験を意識しはじめた小4くらいになってかなり楽です。
小6になっても都道府県の名前、漢字、形がわからずに苦戦をする子がいますので・・・。

この記事では早いうちに使うと、遊び感覚でいつのまにか身について、のちのち役立つものをご紹介します。

「そうはいっても、幼稚園児にわかるかしら?」
分からなくても良いのです。
お母さん、お父さんと遊ぶときにちょっと興味を持ってくれるだけで良いのです。

「ウチはもう小5だし、手遅れでしょ!」
いえ、今からでも大丈夫。
子供の学力は2月1日の朝でも伸び続けています!
この記事にご紹介しているものは未就学~低学年向けのものが多いですが、地図など高学年でも使えるものがあります。
お役に立つものもあると思うのでぜひ最後までご覧になってください。

未就学~低学年の経験は、中学受験に有利というだけでなく、教養として身につくことが大きな財産になります。

数字の感覚を身につける

ふりかえってみて、ウチの中学受験の最初はここから始まっていたのかもしれない・・・と思える一冊。

くもんの数字の本です。
2歳くらいのとき、小児科の待合室でこの本と出会いました。
息子の食いつきが良かったのですぐに購入し、それからというもの毎日毎日この本で数を数えておりました。

この本に限らず、くもんの絵本は小さい子がいろいろなことに興味を持つような作りになっていてとても良いものが多いです。

おふろで使うすうじの表も大好きで、毎日100まで数えたり、逆に100からカウントダウンしたりしていました。

数字が大好きになり、毎日落書き帳に数字ばかり書くので、3歳になってからくもんの教室に通うことにしました。
そこからぐんぐん数字への興味が広がりました。
特に教室でも使う数字盤にドはまりしました。

この数字盤は両面で数字とひらがなを学べるので、とても役立ちました。
ウチは特に数字が好きだったのでこの数字盤はずっと息子のお気に入りでした。

くもんは小1まで通い、G教材(中学1年レベル)まで進みました。
どんどん新しいことが学べて、表彰までされて、自信がついていました。
小学校入学のときに算数への自信がゆるぎなかったということがどれだけ凄いことなのかは、そのあとの中学受験で実感しました。
当時は転勤で地方都市に住んでいたので、くもんをやめてからは自宅でスーパーエリート問題集(小1~小3)をやっていました。
中学受験のため、というよりは、算数脳を鍛える系の問題がとにかく面白かったのでクイズ感覚で解いていた感じです。

数の感覚を身につけるということは、算数への苦手意識がなくなることにつながります。
どれだけ興味を示すかということはお子さんによって違ってきますが、すくなくとも「お勉強」として無理にやらせるのではなく遊びの一環として扱うと拒否反応が起きません。
興味を示さなかったら無理にやらせず、身近に数字盤などを置いておくだけでも良いのではないでしょうか。

ちなみに数の感覚とはちょっと違いますが、時計の読み方もくもんのおもちゃで覚えました。
くもんは本当にこういうのが上手いな!と思います。
これは幼稚園時代に遊び倒した思い出深いおもちゃです。

生活に根付いたものは覚えるのも早いです。

地図は遊びながら覚える

算数のような積み上げ式の学習では、学ぶ順があるので理解力が必要になることも多いのですが、地図に関しては直感で扱えます

ウチがとにかくよく使ったのはお風呂でレッスンシリーズ。
くもんの回し者かってくらいくもんグッズばかりですが、くもんからは1円ももらっていません!(むしろご連絡欲しいくらいです!)
実際に使ってみて、効果があったものしかおススメしていません

まずはこれ。
お風呂の壁にピタッとくっつくのでとても便利。
お風呂に入りながら「北海道はどこ?」とか言いながら問題を出し合っていました。
あとから思えば、これがものすごく良かった!
毎日見るのでいつの間にか47都道府県の場所、形、文字を覚えました
そのうち落書き帳に自分で地図を描いていました。

日本地図を覚えたら世界地図。
これも使い方は同じで、「フランスはどこ?」みたいにクイズ形式で遊びました。
日本の地理だけでなく、世界の地理を理解しておくと、歴史の理解にもつながります。
いざ小4くらいになって、必要に迫られて必死に地理を覚えるのは大変ですから、こういうのは早いうちに遊びで覚えておくと便利です。

お風呂の地図である程度覚えてしまったら今度はパズルで。

このパズルも相当ハマって遊びました。
北海道のなかにどれだけの県が入るか詰め込んでみたりとか、ひっくり返したピースを見てどの都道府県か当てるとか、アフリカの各国をどれだけ早くコンプリートできるかとか、色々使いたおしました。

地理に強くなると、社会のほかの分野にもとっつきやすくなります。
ウチの場合は地図からはじまり、そのあと統計(日本国勢図会)にハマるというマニアックな路線を行きました。

国勢図会はいまだに毎年買ってます。
息子は、北海道の歌志内市の人口が毎年減っていく様子に興味を示していました。
そこから過疎問題とか、限界集落とか、いろいろなことが後々結びついていくのです。

その後、歴史にドはまりします。

歴史漫画にハマったのは小3くらいからですが、夫が歴史好きだったせいもあり、あっという間に歴史オタクに・・・
小4で山川の歴史図録が愛読書となりました。


年号については覚えるつもりも無くすらすらと頭に入っている様子で、本当に羨ましいと思いました。
小5、小6くらいになると司馬遼太郎や池波正太郎の歴史小説にハマります。
この頃になるともう私がついていけなくなり、夫と息子がマニアックに語り合っていました。

歴史の得意な人って、歴史をストーリーとして捉えるのです。
私のような歴史に苦手意識のある人間は、歴史を年表(数字)でとらえてしまいます。
そうなるとただひたすら暗記になってしまうので、興味がわくどころか嫌いになってしまいます。

歴史は年号の暗記ではなくストーリーで!

思えば小4までに中学受験で必要とされる社会科の知識を大きく超えるところまで趣味でカバーしてしまっていたので、小6の12月くらいからは「社会禁止令」が出されるほどになりました。
入試前に勉強しなくても、すでに十分合格できるレベルまでになっていたのです。
未就学のときからの積み重ねが功を奏したといっても過言ではありません。

その後は経済や政治に興味をしめしています。
社会は、それぞれの分野が微妙にお互いつながっていて理解が深まりやすいので、早めに遊びに取り入れると発展していきます。

おふろの時間をたいせつに

この記事を書くにあたり、当時はどんなもので遊んでいたかを思い出したり息子に聞いたりしました。
そうすると、お風呂の時間のコミュニケーションが特に大きかったのです。

くもんのおふろでレッスンシリーズには本当にお世話になりました。
(もう一度言いますが、くもんの回し者ではありません)

地図のほかに、ひらがなとカタカナはこれで覚えました。
くもんに通うようになったので、文字は早めに覚えました。
ほかにもすうじ、たしざん、漢字なども使いました。

くもんの算数の進度がとても早かったので、九九のひょうもくもんをはじめてすぐに使いました。
これはクイズ形式で盛り上がったので、一週間で9の段まで覚えました。
やはり数字に興味があると、本当に面白いようにいろいろなことがすぐに飲み込めます。

ついでに英語も!と思ったのですが、息子はあまり興味を示しませんでした。
英語は中学に入ってからシステマティックに学習したので、そこで一気に理解が進んだようです。
向き不向きがあるので、未就学のときに興味を示さないことはとりあえず放置しておいて良いでしょう。

おふろの時間はとても大切です。
ウチの場合は毎日一時間くらい、かなりゆっくり時間を取って入っていました。
「今日はどれが良い?」と聞くと、息子が「日本地図と九九!」のように選んでいました。
途中で「やっぱり世界地図もー」などと言って追加されて行って、ものすごく時間がかかりました。
でも、一緒にお風呂で遊べるなんてほんの一瞬です。
あっという間に一人でお風呂に入るようになりますから、つかの間の水入らずタイムで楽しくコミュニケーションを取りたいですね。

図鑑はいくらあっても良い

長くなってしまいましたが、これだけは外せないので。
図鑑はいくらあっても良いです。
絵本と一緒に小さいうちから図鑑もそろえていきましょう。
ウチの場合はとにかく宇宙好き!

ハマりすぎてページがバラバラになり、テープで補修を繰り返して使っていました。

そのうち、もうちょっと大人用の図鑑を買いました。


くらべる図鑑も大好きでした。
これは私自身もハマりました。
本当に面白い図鑑です。

昆虫、花、動物、恐竜、魚、人間、鉱物・・・
徐々に揃えましたが、一番最初に買ったのが宇宙だったせいか、他の図鑑はあまり読みませんでした。
このときいろいろな図鑑にハマったりする子は理科が得意になるのかもしれませんね。
ウチは理科が一番苦手でしたから、やっぱり三つ子の魂百までなのかも。

あくまで遊びの一環

たくさんのものをご紹介してしまいましたが、これらはあくまでも遊びの一環として子供のそばに置いておくくらいのテンションで扱ってください。

むりやり数字を読ませたり、地図で遊ばせたりしないでください。
なんでもそうなのですが、ヒトは無理強いされるととたんにやる気をなくし、嫌いになってしまいます

未就学時代から色々なものをそばに置き、子供がどういったものに興味を示すか、どうった才能を伸ばすのか、一緒に遊びながら段階的に買いそろえていきます。

それが結果的に中学受験に役立つこともある、くらいの心構えで。
本当は中学受験などという狭い目的のためだけでなく、教養を身につけるという感覚でいることが大事です。

小学校低学年で使って役に立ったものは、また別の機会にご紹介いたします。

母親のマインドチェック

・中学受験という目的ではなく、広く教養として身につける意識を持つ
・あらゆるジャンルのものを幅広く
・無理にやらせるのではなく、なんとなく置いておく
・一緒に遊んでコミュニケーションをたくさん取る
・子供が興味を示したものはたくさん与える


開成に進学後、次の目標に向かってがんばっている息子にサポートをお願いいたします♪