すべて真夜中の恋人たち/川上未映子
「すきだけじゃなくてね、わたし、自分の感情のことが、そもそもよくわからないところあるもの。」(p.160)
「相談ってさ、あるじゃない。みんな相談するじゃない、よく。でもあれって何も誰かの意見を聞いたり参考にしたいわけじゃ全然なくて、自分の思ってることとか状況とかをさ、とりあえず言葉にしたいだけなのよね。」(p.208)
「帰り道は、淋しかった。」(p.238)
「ひとりきりなんだと、わたしは思った。」(p.261)
「人には、色んな事情があると思うので。」(p.268)