「HOLOTORI Dance」の歌詞解説考察

たまには音楽。

こちら、Vtuberグループのホロライブの鳥キャラユニット「HOLOTORI」による曲、「HOLOTORI Dance」。
メンバーは小鳥遊キアラ、Pavolia Reine、高嶺ルイ、大空スバル、Nanashi Mumei。
いずれも鳥のキャラ…一人は鳥のイメージのユニット。

英語メインの曲ではあるが、所々に日本語とインドネシア語がミックスされたノリの良い曲なのである。
この曲がずっと頭から離れないのと、非常に面白い言葉遊びが有るので自分用に纏める。

・Birds of a feather feather

「羽の色は違えど同じ鳥」と訳されているこれは、元来「類は友を呼ぶ」とか「同じ穴のムジナ」といった言葉。

・Committing fowl play

本来はfoul(ファールボールとかのファール)と、fowl(家禽、大型鳥類)の言葉遊び。

・Rhythm ノリ impeckable

「impeakable」も本来は「impeccable(完璧な、申し分もない)」に、peak(鳥がつつく)をねじ込んだ遊びか。

・Bring in the noise and the juice

「the juice」は日本語にもよくある「お酒」の俗語。
正直わっかんね。

・Stand up, strut your stuff

「strut」で気取って歩く、「strut your stuff」で良いところを見せる、みたいな。

・Migrate onto the floor

migrateは移住とかいうものの、もっと言えば「動物の回遊」とかを指すことも有るのだそう。これを意識した言葉選び?

・Give us your best cluckin' moves

「cluck」は鳥の鳴き声、いわゆる「コッコ」というところ。
「cluckin'」のスラングで鳥肌立つ動きとかもあるようだが、鳥の動きで魅せてみな、って感じか。

・We wanna see you soar

「soar」で羽ばたく、ふわり浮くという。
上と合わせて考えると、鳥の動きでまさに飛んでみな、という感じなのだろうか。

・Capek's not acceptable

「Capek」は「疲れた」を意味するインドネシア語の形容詞。なるほどわからん。
ただうまく英語とミックスして「not acceptable」なのがわかるのはすごい。「めんどくさい」という公式訳はなるほどである。

・This lagu's irresistible

「lagu」もまたインドネシア語で、音楽を意味するそう。
irresistibleは「抵抗できない」とか。抗えないというのが良いかも。
確かにこの曲には抗えていない。

・Come on it's owl or nothing

本来は「all or nothing」、妥協を許さないとか、やるかやらないか、というところ。
そのallがowlとなり、同じフクロウのムメイにかけている形。

・Bentang sayap dan bersiap

インドネシア語で、Google翻訳曰く「Spread your wings and get ready」
ここは公式同様「翼を広げて飛び立とう」というど直球。

見ての通り、いろんなところで「鳥」にまつわる言葉遊びだったりが散りばめられている。
まさにHOLOTORIにバッチリあった歌詞だなあと思った。

なんとなしに訳詞を眺めて聞くのもノリが良くていいが、ぜひ原語部分にも少し考えながら聞くとさらに楽しい曲になると思うのでぜひとも。


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