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間違いだらけ!正しい病院・医師の選び方

カラダやココロの調子が悪くなった時、何を基準に病院・医師を選んでいますか

「あの病院はいいらしい。」
「あそこはヤブ医者だ。」

そんなうわさ話だけで病院・医師を選んでいませんか?

これは大きな間違いです。

病院・医師を選ぶ時には正しい基準があります。

国家資格である理学療法士の私は以下の基準で選んでいます。

病院でなく医師で選ぶ
何の専門医なのか

このたった2点を抑えておけば適切に診療を受けることができます。

詳しく説明していきましょう。

病院でなく医師で選ぶ

患者さんの口からよく聞く言葉、

「◯◯病院がいいらしいよ。」

病院の名前で選ぶ方がかなり多いのではないでしょうか。

これは大きな間違いです。

なぜ間違いなのか?

その病院にはどんな医師が在籍していて誰に診てもらうのか分からないからです。

診察は病院がするのではなく、医師がするものです。

そう考えると、病院で選ぶことは間違いですよね。

ただ、例外もあります。

個人病院、医師が一人しか在籍していない病院であれば、病院で選ぶことは間違っているとは言い切れません。

しかし、正解ではありません。

医師も人間です。

やはり、相性が合う、合わないはあります。

何より大切なのは、その医師は何が専門なのか?

次の基準はその点になります。

何の専門医なのか

病院ではなく医師で選ぶことは何となく分かると思います。

なぜ、医師で選ぶ必要があるのか?

医師には、それぞれ専門分野があるからです。

専門分野?

大きく分けると、内科・外科・整形外科・神経内科・脳神経外科・産婦人科など、多岐にわたります。

専門分野を知る上で、選ぶ基準がこれだけでは不十分です。

上記した診療科の中から、さらに専門分野が分かれています。

内科:消化器・循環器・呼吸器・内分泌・血液・腎臓・心療・リウマチなど
外科・消化器・心臓血管・呼吸器・乳腺・甲状腺など
整形外科:脊椎・膝股関節・肩肘関節・リウマチなど
神経内科:脳血管障害・認知性障害・機能性疾患(頭痛・めまいなど)・難病など
脳神経外科:脳血管障害・腫瘍・外傷・小児先天奇形など
耳鼻咽喉科:耳科・鼻科・咽頭科・喉頭科
産婦人科:産科・婦人科

大学病院や総合病院を受診されたことのある方なら知っているかもしれませんが、各診療科はさらに細かく専門分野が分かれています。

それならば、大きな病院を選べばよいかというと、それも間違いです。

紹介状なしで大きな病院を受診すると、5000円程度の別料金を取られます。

医療は分業化していますので、まずは近くの病院やクリニックを選びましょう。

では、専門分野をどうやって調べるのか?

ほとんどの病院がホームページを作成していますから、そこから医師のプロフィールを見ます。

どのような経歴か
どのような学会に所属されているか
どのような研究をされているか

このあたりをチェックすると、その医師の専門分野が分かります。

最近では看板等に専門分野を標榜されていることもありますね。

まとめ

理学療法士である私や私の家族が病院・医師を選ぶときには以上のことを基準にしています。

専門医に診てもらうことで、あってはいけませんが病状が悪い場合や大きな医療機関での診療が必要な場合は適切に紹介状を書いてくださいます。

専門外の診療であれば、可能性として病気の見落としが考えられないわけではありません。

これは、患者、医師、双方にとって有益なことです。

病院でなく医師で選ぶ
何の専門医なのか

このたった2点を意識する方が増えるだけで、無駄な医療費を減少させることもできるかもしれません。

できるだけ多くの方の参考になれば幸いです。

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