見出し画像

アダルトチルドレンって何だろう?

アダルトチルドレンという言葉を聞いたことがありますか?

私は、現在、人生で2度目のうつ病で失業しています。

なぜ2度も?

なぜ自分が?

悩み、考え、様々な本を読みあさるなかでアダルトチルドレンという言葉にたどり着きました。

ここでは、アダルトチルドレンとは何なのか、なぜ私がアダルトチルドレンだと考えたのかを記していこうと思います。

アダルトチルドレンとは

アルコール症者の親のもとで育ち成人した人たち。
広義には酒害以外の機能不全家族で成育した人たちをも含む。
出典元:新版 精神科ポケット辞典

では、どんな特徴があるのでしょうか。

心理的特徴として、

・安心感と信頼感の欠如(不信)
・愛情希求と不全感・被害感(恨み)
・過度の警戒心と感情の否認(緊張)

があります。

これらは機能不全であった家族に適応していくなかで学習されたものです。

アダルトチルドレンは、医師が診断する病名ではなく自らの意思で持つものであるので、治療が必要であるというわけではありません。

アダルトチルドレンの症状

アダルトチルドレンの症状にはどんなものがあるのでしょうか。

クリッツバーグという人が4つに分類しています。

・情緒面:恐怖・寂しさ・恥(自己否定感)・罪悪感・感情鈍麻
・思考面:黒白思考・強迫思考・優柔不断
・身体面:肩こり・胃腸障害・アレルギー
・行動面:嗜癖・危機志向的生き方・親密性の問題・きまじめ・過剰適応・強迫行動

伝統的精神医学の場面であらわれるものとしては以下のものがあります。

・うつ病・抑うつ神経症などの慢性うつ状態
・不安神経症やパニック障害などの不安障害
・対人・社会恐怖などの適応障害
・境界性人格障害などの人格障害
・離人症や解離性障害などを伴うPTSD
・摂食障害や自傷行為などの行動障害
・アルコール・薬物・ギャンブル依存

アダルトチルドレンに対する対応

アダルトチルドレンは病名ではないので、必ずしも医療機関を受診する必要があるわけではありません。

しかし、うつ病をはじめとした精神医学的な症状が出現した場合は医療機関を受診することも必要となります。

また、依存症などの問題に対しては自助グループなどに参加し、サポートを受けることも必要です。

いずれにしても、様々な症状で苦しい場合は早めに各専門家へ相談しましょう。

私もアダルトチルドレン!?

夫婦仲の悪い両親、そして離婚

私は小さな頃から夫婦仲の悪い両親のもとで生活していました。

小学4年生から2年間は両親が別居し、母方の祖父母と母、妹で生活していた時期もあります。

その後、私が頻繁に夜中に寝ぼけて騒動となることで両親は再び同居することとなりました。

私は機能不全家族のなかで成育したわけです。

その後も両親の夫婦仲が改善することはなく、結局、22歳の時、私が両親の間に立って離婚をしました。

私はアダルトチルドレンなんだ

私がなぜアダルトチルドレンだと考えたのか。

情緒面では自己否定感が強く、思考面では強迫思考・優柔不断、身体面では胃腸障害・アレルギー、行動面ではきまじめなど。

当てはまるものが多くあります。

そして2度のうつ病。

アダルトチルドレンなのかもしれないと行き着いた時、なぜかホッとした気持ちになりました。

生きづらい理由が分かったことで、これからはそれを受け入れて生きていける、そう考えられるようになったからです。

アダルトチルドレンだけではありませんが、病気やその症状を自らプラスに受け入れることで克服できる可能性は高くなるのではないでしょうか。

同じようにアダルトチルドレンじゃないかという方と交流できれば嬉しいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?