令和になる前に

14歳にラジオから流れるアメリカンポップスOLDIESに出会い、そして19歳でVenusに出会いLIVEへ彼女とJ-POP調のOLDIESを楽しんだ。
外国曲カバーにコニーさんの歌声に心打たれなぁ。
今回紹介のCDは、ラジオ風そのままにレコード化。(のちにCD)

DJの曲の前振りMCで音楽が流れるラジオスタイルは格好良さを演出してくれる。
自分の店でもこのスタイルでMCDJ、バンドイベント時のバンド紹介も同じ手法だった)

60年代前半の日本では、当時の外国曲を日本語で歌ったカヴァー・ポップスなるジャンルが人気を博していましたが、今回はそれを'80年代初頭に再現して当時の歌謡界に新風を巻き起こし、一躍わが国のオールディーズ・リヴァイヴァル・バンドの頂点に君臨したとびきりポップなグループ、THE VENUS(ザ・ヴィーナス)を紹介します。

ザ・ヴィーナスと聞いてピンと来ない人も彼らの'81年の大ヒット曲、「キッスは目にして!」の方は耳にした事があるんじゃないでしょうか。

そもそも日本で'80年代初頭に巻き起こったオールディーズ・リヴァイヴァル・ブームは、'70年代におけるSha Na NaやShowaddywaddy等の活躍、同じく'70年代に作られた『アメリカン・グラフィティ』('73年)や『グリース』('78年)、『グローイング・アップ』('78年)等、50年代、60年代を舞台とした映画の人気を背景として、80年前後に大活躍したRocky Sharpe & The ReplaysやThe Boppers、そしてThe Darts等のドゥー・ワップ系オールディーズ・リヴァイヴァル・バンドが立役者となって生まれた、世界的規模のブームがわが国に飛び火したものでした。

その様な状況の中で日本ではブームの中心に位置し、多大な貢献をしたのがザ・ヴィーナスだったのです。
最大の功績は、'60年代前半のカヴァー・ポップス同様、オールディーズ・ポップスあるいはオリジナルの和製オールディーズ風ポップスを親しみやすい日本語で歌うことにより、一般の歌謡曲ファンの耳をオールディーズに向けさせて幅広い層にアピールした点でしょう。

このバンドスタイルは今でも普遍的で全国的にも模倣するOLDIESのアマチュアバンドも多く、LIVE HOUSEケントスなど今もこのスタイルである。

リード・ヴォーカルのコニーですが、多くの方がご存知の様に今や日本のオールディーズ・リヴァイヴァル界の女王と化していますよね。
(和洋のロカビリーやロックンロールを含むかなり広義です)
海外でも活躍し何度もラスヴェガスでヴォーカルゲストで活動しています。

国内外のリヴァイヴァル系アーティストとも積極的にコラボレーションを試みたりと、全く衰えることのない活動ぶりは本当に恐れ入ります。
それもこれも彼女のオールディーズに対する並々ならぬ愛情がなせる業なんでしょうね。
http://50soldies.blog102.fc2.com/blog-entry-87.html

この紹介したアルバムは今でもドライブの時には必須アイテム。
https://www.youtube.com/watch?v=gRx4TnxN6Fg