正義感

ジャニーズ事務所の会見、多くの人は会見そのものは見ておらず、各種ニュースアプリやX(旧Twitter)のトレンドでその内容を確認していた人が多いと思われる。

会見が荒れるのはある程度わかっていて、「一社一問」のルールが敷かれていた(質問内容の重複が起こらないようにという側面もあると思われるが)。
発言権がないのに話し始める、騒いでまともな質疑応答の時間を無駄にする(もしかしたら騒いだ人たちは、この性加害問題について有耶無耶にしないといけない理由があるのかもしれない)、見苦しい人の形をした生物がマイクパフォーマンスに徹しているカオスな空間が生まれていた。

質問を事務所側が制限するなんてナンセンスと言っている人、茶番と言う人。会見見てました?
一言言わせてくれ、騒いで人をコントロールするのって未就学児の所業では?

「こういう会見っていうのは、全国に生放送で伝わっておりまして、小さな子どもたち…自分にも子どもがいます。Jr.の子たちもいますし。被害者の皆さんに、自分たちのことでこんなに揉めている姿は見せたくないので、できるだけルールを守りながら…ルールを守っていく大人たちの姿をこの会見では見せたいと思っているので、どうか、どうか、落ち着いてお願いします。」

この発言を言わないといけない状況。学級会でもこんな事言われた事ないけど?

質問の下劣さを下劣と思わない人、個人名を出すのは控えるが、ルールを守らないで発言したことを「正しい・勇気ある質問」としておだてる人が多くてもやもやする。人権尊重とはいったい何なのか?

裏取りしない取材、捏造、見出しによるミスリード、印象操作。正義感と自分こそが世の中を変えるという傲慢なジャーナリズムの自意識とを履き違えた結果が、今回の会見の全てだったと思う。


fin

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