目の前で起きた出来事を表現する現在形
英語の時制を正しく理解し使い分けることは、おそらく英語学習の中でもっとも難しいことでしょう。その中でもとりわけ、現在形はシンプルながら奥深いです。ここでは、目の前で起きた出来事を表現する現在形について紹介してみます。
現在形
現在形は、シンプルで基本的な形式です。現在形の役割の一つは日常的に行うことを表現することです。以下に例を示します。
勘違いされやすいのですが、基本的に現在形は昨日も今日も明日も行うであろうことを表現する形です。『現在』という名前はついていることが誤解を招く原因のように思えます。もし、より短い時間の幅である、今現在の継続中の動作を表現したいなら『現在進行形』を使ってください(例:I am writing an article.)。
出来事を表現する現在形とは?
ですが、現在形が眼の前の出来事を表すことがあります。例えば、それは実況の場面です。実況の場面では、現在形を使って出来事を表現することがあるのです。日本語でも、『パスを出す』『投げる』『受け取る』など、生き生きとした臨場感を出すために現在形が多用される場面があります。それに近い感じでしょうか。
出来事を表現する現在形の例①
こちらの動画をご覧ください。動画は11:51から始まるようにリンクを設定してあります。実況に注目してください。
大谷が打者トラウトに対して投げて三振を取ったシーンです。実況は、現在形で表現していますね。
出来事を表現する現在形の例②
こちらの動画をご覧ください。動画は1:38から始まるようにリンクを設定してあります。実況に注目してください。
シュートしてゴール、という一瞬で終わる出来事を現在形で表現しています。
出来事を表現する現在形の例③
こちらの動画をご覧ください。動画は0:12から始まるようにリンクを設定してあります。今度はアニメーションの実況解説です。
それぞれの動作は一瞬で終わります。それらを現在形で表現しています。
まとめ
出来事を表す現在形の例を紹介しました。僅かな時間で起こる目の前のことを表現する際には、現在形が使われることもあります。生き生きとした臨場感を出す効果が現在形にはあります。
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