クリスマスの魔法の紡ぎ方
みなみん様、この度は素敵なアドベントを企画してくださりありがとうございます。
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12月は心が弾む。
街全体が煌びやかな輝きを放ち、クリスマスの空気をまとっている。
外はすっかり寒いはずなのだけれど、その美しさは心を灯し、自然とあたたかな気持ちとなる。
どんなクリスマスを過ごそうか。
まだクリスマスまで2週間以上あるというのに期待が胸を高鳴らせる。
学生の頃は、友人とのパーティーや今の旦那さんとのデートでクリスマスを過ごしていたけれど、今年は結婚して初めて迎えるクリスマス。
いつもとちょっぴり趣向の異なるものにしよう。
さあ、クリスマスを迎えに行こう。
まず、ツリーを探しにいく。
本物のもみの木に似せたものは可愛いけれど結構高い。IKEAで売ってる本物のもみの木も魅力的だけど綺麗に運ぶ自信がない。いつか買ってみたいなと夢見つつ、購入を見送る。
なんとかしてかわいいツリーを手に入れる。
雑貨屋さんには精緻なオーナメントがたくさん。真紅のリンゴのような丸いクーゲル、いまにも踊りだしそうな小人達、ドレスの装飾のようなモール、そして頂点にトップスターを添えて。
毎年2人で好みのものを数個ずつ選び抜き、思い出を散りばめたアルバムのようなツリーを作るのもいいかもしれない。
シュトレンを用意する。
シュトレンは、日がたつに連れて味が変化し深まっていく。クリスマス頃まで少しずつ、少しずつ薄く切って食べていくことで、その移り変わりを楽しみたい。
でも、おいしいから3本はすぐに食べちゃった。反省。
製菓材料店で見かけたシュトレン手作りキットに手を伸ばす。これはたったの3時間でできてしまった。過去に1から作った際は2週間近くかかったというのに、すごい進化だ。
アドベントカレンダーを開けていく。
子供の頃、遠方の親戚が異国のチョコレート入りアドベントカレンダーを毎年贈ってくれた。中には同じ味のチョコレートしか入っていないというのに子供心に毎日新しい日の引き出しを開けるのが楽しみで楽しみで仕方なかった。
そんな子供の頃を思い出しながら、開ける瞬間のワクワク感をまた味わっている。
最後に、欠かせないもの。
クリスマスケーキ
これだけは失敗できないので、人気のパティスリーのケーキを、発売日に予約し、パンフレットを見ながら当日を待つ。
クリスマスのディナーの支度や愛する人へのプレゼントの用意とこれからも準備は続く。
何をするか全部話してしまったら、もしかするとクリスマスの魔法が解けてしまうから、残りは心に秘めておこう思う。
クリスマスが待ち遠しいな。
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明日は雨琴さんの「この一年が私の人生において初めてだらけだった話」です。お楽しみに。
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