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【50万円】カネジュンは「刃牙」に乗っかっていくら荒稼ぎしたのか【noteで稼ぐ】

 人生がときめくグラップルの魔法こと、金田淳子です。
 2019年9月5日にひっそりと、noteでの文章投稿の一周年を迎えました。ワーワー。これも皆様のご愛顧のおかげです。
 2018年9月5日に、「刃牙」の感想記事を投下した経緯については、こちらの有料記事に書いてあります。まさか「刃牙」の感想記事が、一年経っても板垣恵介先生の連載に追いつかないとは、当時は思ってもみませんでした。

 この記事では、この一年間のアクセス数・売上金額を、主に「刃牙」感想記事に関して詳しく振り返りたいと思います。

 まず全体のデータですが、このアカウントで、2018年9月5日~2019年9月4日までに発表した記事は35本です。うち「刃牙」の感想記事(「餓狼伝」感想記事を含む)は23本になります。また、2019年4月からは「金田淳子の初老マガジン」を月額540円で販売しています。
 記録を取ろうという思いつきが遅かったので2019年9月10日のデータになりますが、全記事を合計したアクセス数は140360アクセス、マガジンを含めた売上金額は507160円です。なんとか50万円を突破しました。明治30年代ならば、「刃牙成金」と呼ばれたであろう金額です。刃牙さんありがとうございます。(この売上金額の1割強の金額が、システム利用料としてnoteに支払われます。)
 なお、この一年間で最もアクセスされた記事は「乙女の聖典~女子こそ読みたい「刃牙」シリーズ~その1「刃牙」を9冊読んで頭がおかしくなった女の戦い」で、約2万2千アクセス。2番目が「マンガの引用と著作権について書いてみる」で、約2万アクセスになっています。どちらも無料記事です。3番目が有料記事「範馬刃牙の生い立ちがジルベールすぎる 乙女の聖典~女子こそ読みたい「刃牙」シリーズ~その2」ですが、約9千アクセスと、グッと下がります。当たり前のことながら、やはり無料記事は強いです。

 ここまではnoteの「ダッシュボード」の機能でまあまあわかります。しかしnoteに投稿したことのある人は知っていると思いますが、noteは仕様で「期間全体の累計売上金額」と「記事ごとの累計売上金額」がワカりません。毎月の売上金額とその内訳だけはワカるので、これをメモって自力で足していくことによって、累計売上金額を計上することができます。
 そういうわけで、自力でメモって足しました。ありがとうnote。なんでこのデータがパッと出てくる仕様じゃないのかnote。

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 ちなみに2019年4月以降(「刃牙」感想記事では「その19」以降)は、マガジンを設置したので、当月の記事の売上数に、マガジン登録者数を足しています。

 このうち、「刃牙」感想記事(23本)のアクセス数、売上金額をグラフ化したものがこちらになります。

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(グラフ仕上げ:高橋薫)

 「基本的には、だんだん下がっている」という予想通りの結果なので、皆さんも特に感想がないと思いますが、少しだけイレギュラーなポイントを解説します。

 まず、下げ基調の中、アクセスと売上がちょっとだけプラスに転じた「その13」ですが、この回は「愚地克巳とドイルのハードBLダンジョン」回(『バキ』14~16巻の感想)です。克巳とドイルのファン、または男どうしのセックスの芳香(かお)りを感じた人が、この回だけ買ってくれたのではないかと思っています。ありがとうございます。

 また「餓狼伝」の感想を初めて投下した「その19」についてですが、アクセス数が異常に上っています。私のnote記事全体でも、歴代4位のアクセス数です。これについては、私が特にたくさん宣伝したということもないので(この月にマガジン開設しているため、その宣伝を含めるといつもの2倍の宣伝量だったとは思いますが)、アクセス数が増えた理由がよくわかりません。(ちなみにnoteはアクセス元解析ができない仕様なので、どこから来たアクセスなのかはわかりません。)餓狼伝界隈に、「餓狼伝」というキーワードで常にググっている人たちがいて、その人たちが「なんだこれは」と発見してくれたのかもしれません。ありがたい話ですが、とはいえこのアクセス数は、売上金額にほぼ反映されていません。

 なお、「範馬刃牙」の感想記事を開始した「その22」で売上が微増しているので、「「刃牙」の感想記事なら読みたいけど、「餓狼伝」の感想記事には興味がない」という人が一定数いたこともわかります。とはいうものの、「餓狼伝」感想記事全3本のうち、真ん中の「その20」だけ売上数が13~22(金額にすると1300~2200円)ほど少なくなっているのが、なかなかのミステリーです。マガジン登録数は徐々に増えていますが、「その20」(5月)と「その21」(6月)は3人しか違わないので、マガジン登録数による上乗せでは説明できません。板垣恵介版「餓狼伝」については、当初から「登場人物の名前と関係性がわからないミステリー」「人数が合わないミステリー」が多発していましたが、アクセス・売上の点でもミステリーを残してくれました。さすが俺たちの「餓狼伝」と言えましょう。
 
 これらのアクセス・売上を総括して、かつて零細サークルとして細々と同人誌(二次創作)を作っていた私としては、素直に「ありがたい」という気持ちです。「私に「刃牙」感想記事を書かせた男 ~12人+1人への感謝~」でも書きましたが、ジャンルとかカップリングのせいではなく、私の能力の限界により、一番売れた本でも50部ぐらい、中には1冊も売れない本もありました。本や情報というものは特殊な商品なので、たとえ0円でも、それを「読みたい」と思わない人は、手に取りません。その頃の私からすると、私が書いた文章を購入し、じっくり読んでくださり、時にはツイート等で宣伝してくださる人がこんなにも居るということへの感謝は、「アリガトウ」という言葉では表しきれないものがあります。

 なお「刃牙」の感想記事は、ごく初期の数本を除けば、完成させるのに1本あたりだいたい10~15時間ぐらいかかっています。「えっ……作業効率悪すぎ……」と驚かれるかもしれませんが、ネタ出し、推敲、出典確認などをやっていると、いつの間にかこのぐらい経過しているのです。それを考えに入れた上で、もう一度このグラフを見ていただくと、最も売れている「その2」ですら、売上が30000円に届いていないことが、別の意味で感慨深いものになってきます。
 本当は「趣味を生かして、カンタン&ラクラク、一年間の副収入が50万!」という記事を書いて、マネー&ビジネス層の人たちにも「見たかよ オマエら」とアピールしたかったのですが、「その時間で、バイトとかしたほうが絶対にもっと稼げる」という結論です。刃牙さんありがとうございます。(なお、私のほぼ唯一の宣伝源であるツイッターのフォロワーさんは16000人ぐらいなので、もっと強い宣伝源を持っている方ならば、もちろん結果が違ってくると思います。) 

 マネー&ビジネス層の方々にもう少しだけすりよって、売上金額を増やすという視点で見ると、「記事をいくらに設定するか」はかなり重要なポイントだと思います。私の「刃牙」感想記事はすべて1本100円ですが、「三国志座談会」については作成する手間(テープ起こし等)が段違いであるため、最初から1本300円に設定しています。ちなみに2019年9月10日時点での三国志座談会の売上金額は、その1が無料記事で0円、その2は23000円、その3は18900円、その4は14700円です(それぞれ当月のマガジン登録者数を、購入者数に足して単純計算しているので、現実の売上金額とは誤差があります)。300円で売ってみて、「やはり300円は強い」「朕、葛さん、シシンさん、ありがとう」という感想を持ちました。

 実は、T橋さん(このnoteを見守っている男)から、「刃牙」感想記事について「値上げしよう」「せめて200円にしよう」「大丈夫、みんな200円にしても買うから」「記事を安く売りすぎることは、他の記事の値段との釣りあいを考えると、地球環境に悪影響」「金田さんの生活が第一」などと何度も何度も説得されていて、私もそのたびに心が揺れ動いていました。とはいえ、私の中で「100円」と「200円」はかなり重みが違うため、値上げに踏み切れないまま一年が経ちました。
 その後、「刃牙」感想が10本以上になった頃から、新しく知ってくれた人なのか、「その2」から最新号までを1~数日かけてこつこつ買って読んでくれる人が現れるようになりました。記事が1本200円の場合、「刃牙」感想記事全体で4000円(その23まで)になってしまうので、ちょっと冷静になってしまう数字だと思います。100円だから「ちょっと買ってみよう」「次も買ってみよう」と思うのかもしれません。そうなると、やはり100円で良かったようにも思っています。(とか言いつつ、急にどこかの節目で値上げしたらすみません!)

 最後にですが、全体の売上507160円のうち、実はサポートが87000円を占めています。この「対価を求めない、善意によるサポート」だけで、売上の約17%にものぼります。ありがたいことに、同じ人が何度も重ねてサポートしてくださる場合が多いです。お金の価値は人それぞれなので、重税・不景気の昨今、まず「100~300円で記事を買ってくれている」時点でとてもありがたいのですが、それに付け加えて、100円、200円、そしてたまに5000円、10000円などの大金(明治30年代なら豪邸が建つ)をサポートしてくださることには、本当に感謝しています。おなじみ「カネジュンのほしい物リスト」の方からのプレゼントも、生活に密着した品々、大変助かっています。

 今後もますます皆様のご愛顧や、善意、メチャメチャ厳しい人達が不意に見せた優しさに頼っていくスタイルで、このnoteを運営して参りますので、よろしくお願いします。

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(以上)

※よろしければ「スキ」を押してみてください。ランダムで刃牙に関連する言葉が出てきます。セルゲイが出たら今日の運勢は大吉です。

↓ 金田とか知らない人なんだけど、「刃牙がBL」って何!?と思われた方はぜひこちらへ!(無料記事)

↓ 「刃牙」とか全く興味ないけど、マンガを引用して感想を書く場合に、著作権どうなってるのかちょっと気になる!と思った方はこちらへ!(無料記事)


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