元作詞家の「青春映画を観たらこんな曲が流れてた」Theater ②
The Outsiders(1983 米)
♬ Stay Gold / Stevie Wonder
こちらも若き日に印象に残った作品です。監督はフランシス・フォード・コッポラ。貧困層の若者グループ「グリース」と富裕層のグループ「ソッシュ」の対立抗争を背景に描かれた青春映画です。
このグリース面々の生き様を中心にストーリーは展開しますが、何よりこの映画の凄い所はキャスティングと言えましょう。ほぼ全員が後の大スターとなる俳優たちで、その若き日をこの一本で鑑賞出来ます。
主役を演じたC・トーマス・ハウエルは三千人のオーディションから選出され、その他については…
マット・ディロン、ラルフ・マッチオ、パトリック・スウェイジ、ロブ・ロウ、エミリオ・エステベス、トム・クルーズ、グレン・ウィスロー、ダイアン・レイン、レイフ・ギャレット、ソフィア・コッポラ…その他。
これだけ見ても強力なラインナップです。個人的に私はダイアン・レインのファンでありますが、若い頃の彼女も美しかった。最近また戦闘機に乗ったあの方も出演されておりました。監督のコッポラ氏にとっては前作の思わしくない結果からの再起を賭けた作品だったようですが、日本での評価も当初は然程高くなかったとのこと。
さてそのサントラ主題歌はスティービー・ワンダーが唄う ♬ Stay Gold です。エンディングで夕陽のオレンジ色に染まった画面にゆっくりと流れ出すこの曲がグッと哀愁感を引き出し、青春期の切なさやほろ苦さを教えてくれます。スタジャンを羽織りリーバイスのジーンズを履いた若い頃には完璧且つ憧れの雰囲気でありました。
機会があれば是非一度ご覧下さい。
ご覧頂き有難う御座います🙇♂️
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