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元作詞家の気になる名脇役たち その①

 スポットライトを浴びる主役の傍らには常にそれを引き立てる名脇役が存在します。映画スターには性格俳優が、四番バッターにはその前後を打つ巧打者が。以降三回に分けて、それぞれの観点から独断で選ぶ国内外の名脇役を取り挙げて行きたいと思います。バンド内では普段中央には立たず、それでも素晴らしいパフォーマンスをもって主役のサポートに徹する彼等ですが、いざマイクの前に立てば独特な魅力でその唄声を披露してくれます。今回はその一人目、私の愛するギタリストです。

♬ Stranger In This Town

Richie Sambora(リッチー・サンボラ)

 言わずと知れた“BON JOVI”のギタリスト、リッチー・サンボラです。御年六十三歳、すっかり渋いオヤジになられその円熟味も増しました。かなりお酒やドラッグも嗜まれたかと…深みのある表情をしていらっしゃいます。

「昔は結構鳴らしたもんだぜ」的なオヤジの演奏には矢張り味があり、特に昨今の彼のパフォーマンスには魅力を感じる次第です。

ボン・ジョヴィの前身バンドであったワイルド・ワンズのライブを観て、当時のギタリストであったデイヴ・セイボ(現スキッド・ロウ)の演奏に憤慨し、終演後楽屋に乗り込み、「こんなギタリストより俺の方が上手い」とジョンらメンバーの前で啖呵を切ったことが加入のきっかけとなった。後日、正式にオーディションに参加し、デイヴの代わりにギタリストとして加入することとなった。
Wikipediaより引用

腕前には自信をお持ちだったようですね。

 バンドでもヴォーカルを取る彼ですが、1991年にはソロとしての活動もスタートしています。デビュー・アルバム「ストレンジャー・イン・ディス・タウン」を聴いて私はすっかり彼の虜になりました。兎に角声が素晴らしい。その時以来、私の中で彼の印象は“BON JOVI”のギタリストからヴォーカリスト…リッチー・サンボラに変わったのです。
 ブルース等楽曲の良さもある中、高い所で気持ち良く掠れるソウルフルな歌唱が見事私のツボにハマりました。

 バンド内では見えなかった彼の魅力です。91年のアルバムと同名タイトル・シングル「ストレンジャー・イン・ディス・タウン」です。


ご覧頂き有難う御座います🙇‍♂️

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