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ロンドン プロムスとシェイクスピアとグッドオーメンズ その3

ロンドンでグッドオーメンズのロケ地巡りをした時のお話。
ストーリーの舞台がロンドンということで、ドラマ内の日常風景もロンドンやその郊外で撮られたものが多く、特定班の情報をありがた〜く参考にしつつ行ってきました。
日本でありがちな、撮影した記念に俳優のサインが残っていたり…なんて事はないのですが、突然ドラマ内のカメラと自分の視点がリンクする一瞬は、とても滾るものがありますね。
あと俳優視点で見る、というのも妄想力が試されますが楽しい。

あっ、ちなみに12月25日よりレンタルも始まるようなので(発売も同時?) アマプラ非会員の方でも観れますよーいかがですかー是非観ろてください!

冒頭の画像はセントジェームズパーク。太ったリスがいっぱいいます。
アジラフェル(天使)とクロウリー(悪魔)のミーティングポイントの一つで、例のベンチやアヒル池など登場回数も多く(サセックスのシーンもここで撮ったとか…ホースガーズ方面?)
渡英してきたKさんと一緒に天使と悪魔の足跡をたどっていたら、コスプレイヤーさんとすれ違い…例のベンチで撮らせていただきました。
へへへ(*´ω`*)
聖地だな。

1話のSt.ジェームズパークでの密会の後、二人が歩いて車へ向かう場所。

クロウリーが車を停めていたのがこのへん。
彼はクラシックなベントレーに乗ってるんですが、そういうセンスが私はすごく好き!
まあその愛車が駐禁切られてるんですが、駐禁記録を爆発させ(笑)お構いなしに愛車をぶっ飛ばして天使とランチへ行きます。
実際に1920〜30年代の本物のベントレーを使って撮影されたそうですが、街中をぶっ飛ばしたりドリフトしたり燃えたりはCGIが駆使されています(当たり前か)
クロウリーはこの車を新車で購入してからずっと大事に乗ってるそうですが、なんか…健気というか几帳面というか誠実な悪魔だな、って。好き。(2回目)

アヒル池。アヒルは写っていないけど。

電車に乗ってロンドンの南西にあるバタシーパークへ。
広いこの公園の真ん中あたりにあるバンドスタンドもミーティングポイントの一つなんですが、ドラマの中ではなかなか重要、というか衝撃というか…心がザワザワするシーンで使われています。
スマホでドラマを再生しつつカメラアングルなどを検証しながらうろつくんですが、泣きそうになりながら確認してました。

そのシーンとは別の、アジラフェルの上司ガブリエルがジョギングしていたのもこのバタシーパークです。
公園の東側からバンドスタンドに向かって走っていて、ガブリエルが走って行く方向に小さくバンドスタンドが見えます。
実際ジョギングをしている人を多く見ました。St.ジェームズパークとは違い人も少なくのんびりとした雰囲気で、リスも本来のスタイルで走り回っていました。ガリガリに見えるけどこれが餌付けされれいない本来の姿…

ロケ地とは関係ないのですが、このバタシーパークの近くにテムズ川を運行する船の駅があり、それに乗ってグローブ座まで行きました。
もちろん電車やチューブを乗り継いで行くのも良いのですが、一本でグローブ座の真ん前までいけるし人混みもないし、普段あまり見れない景色が観れるので、運行時間やスケジュールの都合が合えばおすすめの移動手段です。
↑の画像のちょっと先に乗り場があります。

こんな感じでグローブ座に到着。
ここは昨日紹介したので割愛。
そういえばDoctor.Whoでもシェイクスピアのお話あったなー…と今思い出しました。

大英博物館からも割と近いパブ「エンタープライズ」
ここもなかなか印象的なシーンで使われています。ここもね、個人的に泣いちゃうシーンで…ぐっときてしまったのです。
クロウリーがほんと…なんなのこの悪魔…

夜に行ったので混雑していて、クロウリーが座っていた席は空いていませんでしたが、カウンターの正面あたりにある席。店の出入り口に向かって座っています。
ロンドンのパブは大抵どこもいい雰囲気ですが、ここもふつうに居心地良かったです。
ドラマでクロウリーが飲んでいたTALISKER (18年だっけ?)は置いてないので要注意です。

ドラマ内でちょくちょく出てくる「リッツで食事」するシーン。
アジラフェルは本来なら天使には必要ないはずの「食事」を好み、寿司、クレープ、アイスクリーム、ケーキ…もちろんお酒も。お行儀よくもぐもぐしている姿が印象的なのです。
リッツとはロンドンにある老舗高級ホテルのことなんですが、実際に撮影に使われたのがピカデリーサーカスにあるクライテリオンのレストラン。
シャーロキアンにも有名なそこで撮影されたそうですが、現在はイタリアンレストランに変わっています。

インテリアは変わっていますが、居抜きで使用されているのでドラマで見た面影は十分伺えます。
撮影で使用されたのは、店の奥、お手洗いへ行く際に通るちょっとした小部屋のような場所でした。
ちょうど店の出入り口を後ろにしてテーブルをセッティングしたのかな。

お店に入った時は「どこだ…?」と謎だったんですが、是非お手洗いへ行ってください。
ホワァ!って一気にあの映像と歌が脳内再生されるので!

ふつうに美味しかったです。お値段も安くもなく高くもなく。
便利な場所にあるので、また行こう〜。
リンク→GRANAIO

本物のリッツはこちら。
泊まりたいところですが、それはまたの機会にしてアフタヌーンティーを楽しんできました。

平日の11:30と19:30の回はちょっとお得に楽しめますが、通常は60〜80ポンドなのでアフタヌーンティーとしては高級です。
でもまあどこを取っても間違いないかな、というクオリティ。客層も観光客が多いとは言え、お行儀の良い方ばかりなので安心です。

強いて言えば、テーブルとテーブルの間か狭いところかな。そう思ったのはここだけじゃないので、そういうもんなのかな。
銘柄を確認し忘れたんですが、メニューについてたシャンパンすごく飲みやすくて好きな味なんです。あとサンドウィッチが美味しい。ハロッズのアフタヌーンティーでも美味しい!って思ったけど、それよりも美味しかったです。パンもしっとり、塩加減もバッチリ。
スコーンはやや小ぶりで、ぎゅっと詰まったざっくりタイプ。好きです。
上のケーキは8月、10月も一緒でしたが、途中ワゴンでサービスしてくれるケーキの内容が変わっていました。
全ておかわり自由。サンドウィッチ以外はお願いすればドギーバッグに入れてくれて持ち帰れます。

Cheers to the World!

バークリースクウェアも、バークリースクウェアとして撮影されたタヴィストックスクエアも行きやすい所にはあるのですが、今回は見送りました。
また暖かくなってきたら、散歩がてら公園をぶらぶらしたり、郊外のロケ地を回ってもいいかなーなんて考えています。
今回行ったところはどこもロンドン中心部、一番遠いバタシーパークも電車と徒歩で30分くらいの距離なので、グッドオーメンズ好きは是非!
というわけでこれでおしまいです。
長々とお付き合いありがとうございました!

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