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「今日は何処へ食べに行く?」
「一年に一度だからちょっと高級店に行こう!」

結局、近所の定食屋でランチを食べてた。とても欲のない人だった。

でも、シンプルに暮らし、節約をするのが趣味の様な人だったので、きっとゲームのように楽しんでいたんだろう。と勝手に想像する。

33年前といえば、僕は仕事に夢中で過ごした時期でもある。
それから2009年までは仕事一筋、家のことは全て任せっきり。

そして、大病をきっかけにスローダウン。すると今まで暮らしていた住処や町についてあまりにも知らないことに気づく。

寝に帰るだけの生活から、フリーのカメラマンになり状況は一変した。僕が仕事している間どんな生活をしていたのかさえ知らなかった。もしかしたらとても寂しい思いをさせていたかもしれないと。

それから10年、3年前の秋に妻が亡くなるまで向き合って暮らし、穏やかな日々を送った。

'85、僕たちの交際は友達の紹介から始まり、一年間のLAと日本との間の文通から始まる。月に2度ほどのAir mailのやり取り、今では考えられない世界だった。でもあの文通のおかげで上手く行ったのかもしれない。今の時代だったらリアルタイムに交流できてしまい夢がなく、現実的になり過ぎてうまく行かなかったかもしれない。

あなたがいない35年目の結婚記念日、そろそろ新しい自立の世界を探っている。

そして明日は妻の誕生日、散骨した相模湾にお参りしよう!

我慢はせずに泣きたい時は泣く、気持を吐き出したいときは大きな声で歌う。さてこの先何が待っているやら、まだこれから僕の人生に登場するはずの人が現れるだろう。ワクワクドキドキする。まだまだ人生は続く。

秋分の日なのに気温は上昇中。久々に扇風機が稼働中。

さてと冷蔵庫が空っぽなので買い物に行くことにしよう!
あなたが教えてくれたスーパーでの買い方はしっかり守っていますよ。

髭ヒロ  9/23 '21 朝食

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