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20220401対DeNA1回戦

初球の入り方にご注意

試合開始から「よーいドン!」で小川投手が3失点。
安打→三振→本塁打→三振→本塁打→三振という、良いのか悪いのかわからない立ち上がり。
ただ、打たれた2本のホームランはいずれも初球でした。
DeNA1回戦なので、当然のことながら今シーズン初対戦です。
初球の入り方としては、もっともその日に乗っているボールかそれが分からないようならアウトコースというのがセオリーです。
しかし、佐野選手に対しても宮﨑選手に対しても真ん中やや高めのボールでした。
1番の桑原選手にストレートをかなり粘られていたにも関わらず、それでも佐野選手に対して初球からストレートを要求したことが良かったのでしょうか? ストレートを投げるにしてもアウトコースにコントロールしなければいけなかったと思います。

小川投手は初回以降は立ち直り、2回から6回までは被安打1、与四球1で無失点で乗り越えます。前回の開幕戦では序盤をパーフェクトに抑えたものの途中から崩れてしまい、今回は初回に崩れたものの立ち直ると正反対の結果になってしまいました。

待望の主砲の一発

0-3とリードされた2回、先頭打者の村上選手に待望の今シーズン第1号ホームランが生まれました。ただ、この日の上茶谷投手は低めにきちんとコントロールできていましたが、村上選手への一球だけが高めに浮いてしまっていました。その後の打席を見る限り完全復活というわけではなさそうです。
とはいえ、待望の一発が出たので何かしらのきっかけになってくれればと望むばかりです。

リリーフには役割がある

立ち直った小川投手の後、7回にマウンドに上がったのは石山投手でした。
石山投手は三者凡退とすると、8回にはこの日一軍に登録されたばかりの久保投手。久保投手は8回を抑えるとイニングを跨いで9回もマウンドに上ります。9回の先頭の佐野選手に安打を打たれたところで、木澤投手にスイッチします。その後、自らの失策も絡んで3失点してしまい、ゲームが決まってしまいました。

リリーフ投手には各々役割があり、その役割ごとに順位付けがされていると思っています。
現在のリリーフ陣においては以下の通り

マクガフ、清水
ーーーーーーーーーー
石山
田口、梅野
ーーーーーーーーーー
大西、木澤、大下
久保
ーーーーーーーーーー

だと思います。
マクガフ投手、清水投手は勝ちゲームでしか出さない投手です。
石山投手も基本的には勝ちゲームの7回を担当する投手です。
登板間隔も開いていたため、石山投手がこの日の7回に2点差で負けているにもかかわらずマウンドに上がったのでしょう。
これは、ある意味ベンチのこの試合を諦めないという意思表示でもあると思います。
しかし、なぜその次に今日登録されたばかりの久保投手なのでしょうか?
点差などが変わらない限り、上記のランキングの上の選手の後に下の選手が投げることは基本的にあってはならないと思います。
しかも、石山投手がマウンドに上がった7回は下位打線へと繋がる6番の関根選手からです。久保投手もしくは木澤投手が投げるべきではないでしょうか?
この場面でも投げさせるのが怖いと感じる投手ならば、この試合に投げさせるべきではないと思うのです。

足りないカードの重み

また、小川投手に代打が送られた6回裏、打席に立ったのは荒木選手でした。荒木選手の代打に不満があるわけではないですが、荒木選手はオスナ選手や外野陣の守備固めに起用する選手です。ここで荒木選手を使うことによって、この後のイニングで逆転をしてもオスナ選手に守備固めを送ることができなくなってしまいます。
本来であれば、ここで宮本選手がいれば宮本選手を起用していたでしょう。
やはり、川端選手という切り札を使うほどではないが、効果的なところで切りたい代打がいないのはかなり痛いと思います。

先ほどのリリーフの話でも今野投手がいれば、序列も変わってきており、石山投手の使い方もまた違う形になっていたでしょう。
中村選手、山崎選手など足りないカードの重さを感じる試合でもありました。

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