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風に吹かれてる場合じゃない

寒い日が続いている。

ぼくは寒い日が嫌いじゃない。といっても好きというわけでもない。そう、嫌いではないのだ。

自分は、「たつろう」というyoutubeチャンネルが好きでよく見る。

事務所に所属している芸人さんらしいが、とにかく話し方、その内容、すべてが「こういうやついるよな」という絶妙なラインをついているのだ。

昨日、こんな動画が上がっていた。

すぐ「ハブられてる」と思っちゃうタイプの人。

本当は友達と一緒にいたいがゆえに、細かい人間関係を気にしてしまい、いつも行動をともにしている友達が自分の知らないところで出かけているのをねちねちせめてしまうやつの話。

めっちゃわかる。俺もそういうめんどうくさい人間の一人である。

自分はいま大学でサークルに入っているが、やっぱり誰と誰がどういう風に仲いいのかはやっぱり気になる。そういうことを気にしすぎるとウザがられるとわかってても、気になる。

夏休みに、サークルの仲良し4人組で日光に旅行に行ったっていう話を聞いた時は、「うわ、いいな」と思った。ちょっと悔しかった。

コロナで学校の授業がそんなになく、おれなんか前期10回くらい登校してない中で、どうやって仲良くなったのか。飲みとか何回も行ったのか。気にすれば止まらないが、気にしたってしょうがない。数回なじったこともあった。お前ら仲いいよな。俺は孤独だぜとか、ちょっとだけそういう面倒くさいことを言ってしまい、すぐに後悔した。

こんなのさ、割り切るしかないんだよ。こういうの興味がない奴は、あいつら仲いいなーとかでおわんじゃん。あいつらとはこのくらいの距離感で仲良くして、別の奴と仲良くしようとか、あるじゃん。なんでそれができないのか。ひとえにめんどうくさい人間だからだと思う。

でも、雨の日がそう長く続かないように、もやもやした日々もそう長くは続かない。

こういうもやもやした思いは、ちょっと楽しい思いをすると忘れちゃうことがほとんどだ。

気心知れた友達と酒を飲む。趣味の話でちょっと盛り上がる。おもろい漫画を読む。忘れちゃうと、なんでこんなことでくよくよしてるんだろうと、情けなくなっちゃう。

広い広い地球の中、ひとりの人間の悩みなんてこんな小さなはずなのに。人なんて世界中に80億人もいるはずなのに。なぜか、こう狭い狭い人間関係ばかりを追い求めてしまう。

風に吹かれながら、街を歩いていると、思うことの数多く。

サークルの1年生とちょっとずつ絡む機会も増えたり、なんかこう俺だけがバカいってる場合じゃない。

最近気づいたのは、割と俺は友達を作るスピードの遅い人間なんだなということ。周りはすぐに仲良くなって、遊びに行ってみたいになる。でも俺は少しずつ自分を出して、少しずつ周りと仲良くなれているような気もする。だから、あまり焦っちゃいけないんだろうな。俺だって人を誘って遊びに行けばいいのか。それもそう思うしな。

こんなことを言いながら、実はそれほど悩んでいるわけでもない。でも、なんか、なんか、たまーにこういうことを思う。。

でも、これを周りに話しちゃうと、めんどくせー奴だなーって思われそうなんで、ここで話しているだけです。

話をちょっとまえに戻して、「たつろう」のさっきの動画で、コメント欄にこんなことが書いてあった。

「他人の人生を生きるってこういうことだよな」

自分は自分の幸せを見つけ、他人は他人の幸せを見つけていく。なるほど。人は、他人の幸せを嫉妬する必要などないはずだ。でも、幸せなことが少ないと、なぜか嫉妬してしまうのだ。

町を歩いていると、いろんな方向から風が吹いている。ふらふら歩いていると、なんかどっかに飛ばされちゃいそうになる。

自分のコアをもって生きること。簡単なようで、意外と難しい。

冬が少しずつやってくる。ちょっぴりセンチメンタルな、今日この頃のお話でした。

P.S.万万が一、この記事を見ちゃったサークルの奴は、「月がリンゴみたいだね」って言って、俺の頬を平手打ちしてください

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