悪性リンパ種克服記録・5
前回の記事から約20日が経過。
12/11に父の一時帰宅が決まった。
1回目の抗がん剤で効果が出たのだ。
自ら表を作成し、
抗がん剤の効果や副作用を細かく記録。
元々マメだった父の努力が実ったと思うと、
とても喜ばしい。
しかし、
喜ばしいのと反面、
新たな心配事が出てきた。
それは、不安や恐怖などのストレスによって
父がとても攻撃的になってしまったことだ。
それも対象は母親に対して。
病院の食事では足りない❗️
お菓子を持ってきて‼️
「ガンは砂糖と甘いものが大好き」
という情報を知った僕たち家族は、
なるべく甘いものを避け、
それでもなるべく原材料に
こだわったものを探しているのだけれど
父親からのLINEに対して
手配するタイミングが遅くなると
なんで持ってこないんだよ❗️
何度も言っただろ‼️
というLINEが届く。
僕らも参加するグループLINEではなく、
母親の個人LINEに。
それだけ甘えているのだと
冷静にみれば分かるが、
見た目は完全な攻撃だ。
攻撃を受ける側からすると、
反射的に萎縮してしまうものだ。
もともと荒めではあった父の気性は
病によって増幅してしまったと思う。
確かに、
死に至る可能性が高い病だと宣告され、
副作用があることを認めるサインをし、
期間が不確実な治療を続けることは、
どれほどのストレスなのか。
僕には想像も付かない。
その凶暴性の根っこは、
苦しさや寂しさだと思う。
その気持ちに寄り添っていきたい
と思いつつ、一時帰宅を待つ。