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防災マッピング雑感

先日、地域イベントで防災マッピングのブースを出したことは別メンバーが報告記事を書いた。


ワタシからはその時感じたことの記録を少し。

マッピングのやり方としては、白地図的なマップを用意して、避難所やコンビニ公衆電話AEDなど防災関連施設等をシールで貼ってもらって、日々の生活における防災的な意識の確認と面的な広がりを感じてもらおうと考えた。

やってみて感じたこと

1 意外と地図が理解されなかった
地図には町名、番地を記載せず、学校、公園、区役所くらいしか施設名を書かなかった(ごちゃごちゃするのを避けるため)。
そのせいかコンビニは知ってても、地図上の位置がわからない人が多かった。要するに新幹線や道路だけの情報からはあんまり地図が読みとれていない人が案外いた。きっと自宅周辺でも地図的な認識はないままに暮らしているのかもしれない。

自分は職業柄地図を頻繁にみるし、用がなくても地図を見てたりするし、なんなら道路地図や古地図で空想架空の旅に出たりするくらいなので、その感覚はなかった。

今後はもうちょっと町名とか施設名のラベル増やした方が良いかな。

2 北位をちょっとズラしたら途端にわかりにくくなった
前述の通り、自分は地図好きなのでだいたいこの地区の地図は頭に入っていたし、自転車であちこち走っていたので、実態も頭に入っていたはずなのだが、今回紙面の都合上わずかに北位をズラして傾けた地図にしたら、途端に混乱して解りにくくなった。
町名、ランドマークのラベルがなくて、道や、街区の形しか手掛かりがないので予想以上に混乱した。
防災マップ的なものは非常時に参照することを考えると、無用の混乱は避けるべきだな。

3 やっぱりAEDや公衆電話など防災施設は目に入っていても認識されていない
これはまあ、予想通り。普段目にしてるはずなのだが。駅とかになかった?とヒントを出してもなかなか出てこなかったことが多かった。公衆電話なんてレガシーデバイスだし無理だわな。(公衆電話が、今後も防災インフラの地位にあるのかは不明。もはや災害時にはわざわざ維持されない気もする)
今後は、AEDや公衆電話などヒントとなる映像の写真を用意するとイメージがつながるのかも知れない。

4 やっぱりみんなで地図に落として見える化するってのは有効だろう
そう、明確に認識されていないモノを地図に落として見える化して共有するのは大きな一歩。次のステップへの踏み台になる。
出来合いのマップを読むのとはまた別の効果がある。成果物に意味があるのではなくて作る作業に意味があると思う。ここはこれから試して行こう。

てな感じで自分のメモみたいなもんです。

みやもと

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