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朋キーウより来る有り 亦楽しからずや

先週末から週明けにかけて、1泊(!)でワルシャワに行っていたのですが(そのお話はまたいずれいたしますね)、
帰国翌日は今年度初めて有給休暇をとり、いそいそと都内に向かいました。

衆議院第二議員会館に入ろうとしたその瞬間、懐かしい後ろ姿が目に飛び込んできました。

「アリョーナ…!
ハンナ…!
オレーナ…!!!」

皆もすぐ気づいて、ハグ大会!
こらえてもこらえても、鼻の奥がツーンとしてきます。

ウクライナのシンクタンク「New Europe Centre (NEC)」の代表のアリョーナとは、侵略が始まる数年前に知人を介して紹介してもらってからのお付き合い。
彼女の報告書作成に私が協力したり、毎年冬に開催している「日・ウクライナフォーラム」に登壇させてもらったりと、なにかと仲良くしてもらっていたのでした。

またアドボカシーグループ「International Centre for Ukrainian Victory (ICUV) 」で活躍するハンナやオレーナも、「日・ウクライナフォーラム」の常連さん。
ふたりはここしばらく手分けして台湾やドイツ等を回り、ウクライナ支援を訴えていました。
彼らはその旅の仕上げに数日間だけ東京で集合し、様々な場所を回って日本の支援継続を訴えていたのでした。

この3人は昨年1月にも来日。
今回はこの3人に加え、元駐米武官のアンドリー(私は初対面)も来ていました。(…と書くと絶対に大騒ぎする人が出てくると思うので予め書いておきますと、アンドリーは徴兵年齢をとっくに過ぎています)

たまたま私の出張帰国日翌日が、アリョーナ達の滞在の最終日に当たったため、休みを取って彼女たちを様々な場所に連れて行きました。

今回の目玉はなんといっても、自民党の国光あやの先生との再会。

国光先生はご存じの通り、お医者さんでもいらっしゃるのですが、昔ウクライナで医療活動に従事されたこともあり、この侵略が始まった当初から、ウクライナのことを常に気にかけて下さっていたお一人でした。

前回のアリョーナ達の来日時にも、私は国光先生のところにこのメンバーをお連れしたのですが、ウクライナの現地事情を理解して下さっている国光先生との面談にメンバーは大感激。
「今回も是非お会いしたい!」というメンバーの熱望に、国光先生は快くお応え下さり、二回目の面談が実現したのでした。


国光先生はとても英語が堪能なので、国光先生との面談の際には私は通訳をしなくてよく、貴重な面談時間をすべて議論に使えるのでした。
(失礼を承知で申し上げると、このような国会議員の先生は必ずしも多くはありません)

面談を終えると、国光先生は文字通りダッシュで委員会へ。
貴重なお時間をありがとうございました・・・!

その後も、大学や省庁など、様々なところに皆を連れて行き・・・

皆は移動時間のあいだも寸暇を惜しんで現地の状況や、これまで回ってきた諸国での反応などを話してくれ、私としても大変に有り難い機会になったのでした。

夕食は、合六先生も駆けつけて下さってご一緒に。
最後に、丸ビルの夜景を背景にみんなで集合写真を撮りました。


侵略から2年4ヶ月。
彼女たちが世界を駆け回り、ウクライナの厳しい状況を訴えるのも、(侵略開始前からですから)2年半に及んでいます。
どんなにか辛く、苦しいことだろうと思うのですが、彼女たちの前向きさとパワーと頑張りには毎回驚かされるばかり。

私は彼女たちから学ぶばかりで、なにもしてあげることが出来ていませんが、
なによりも彼女たちが怪我なく生きてくれていて、支援を訴える先として日本を選んでくれて、ウクライナの状況を率直に伝え続けてくれていることに、心から感謝するばかりです。

元気に日本に来てくれて、本当にありがとうね。
いつでも待ってるから、また来てね。
そして私も、絶対にそっちに行くからね。

「来てくれるだけで嬉しいんだし、そっちはただでさえ大変なんだから、お土産は要らないからね。手ぶらで来るんだよ」と何度言っても、毎回どっさりお土産をもってきてくれます…

今回もらったのは、ハルキウのモチーフのスカーフ。
ボックスにウクライナ兵が印刷されたお茶。
ハンドクリーム。
ケーキ。

良い香りのハンドクリームが大好きな人間(私のすべての鞄に一つずつハンドクリームが入ってます)なので、嬉しい!パッケージも可愛すぎますね。

ケーキは、ウクライナの健康食品メーカー「コハナ」のもの。

https://kohana.org.ua/en/home/

私が絶賛ダイエット中なのを知ってか知らずか、シュガーフリーのメーカーのものを選んで持ってきてくれた!アリョーナ、分かってるじゃん!

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