東光寺

一年もさぼっていた文章を再開する。最初なので、軽く日記を書く。先ほど、冷蔵庫で凍ってしまっていた豆腐をチンして食った。私の家では、小さい、サイコロ形の冷蔵庫を使っている。だいたい、ビジネスホテルに設置されているものだ。冷凍庫はほとんど使えないのだが、外気温が下がると、中に入っているすべてのものが凍ってしまう。温度設定がむつかしいのだ。
なんとなく小腹が空いたんで、そういえば冷蔵庫に豆腐があったなあ、醤油でもかけて食うかなと出してみると、これがカッチカチになってた。まあ、火を通せば食えないこともないかと思って、手っ取り早くレンジに入れて、四分温めてみる。出してみると、外見は心なしか布っぽくなっている。麺つゆをかけて食ってみると、食感が少し、こうや豆腐に似ている。こうや豆腐は好物なので、これはよかった。こうや豆腐なら、甘いめが好きなので、砂糖もかけた。腹もふくれた。

昨年、兵庫県の東光寺でお札をもらったので、返しに行ってきた。土曜だから、もっと人が多いかなと思っていたが、そんなこともなかった。境内には、のぼることで厄を落とすと言われている階段があり、これをのぼっている途中でずっこけてしまった。まじかよと呟いて立ち上がったところ、警備員の人に「足元にお気をつけください」と叫ばれた。言うのが遅いだろ、と思った。
確かに一年前、お札は購入し、本棚のてっぺんに飾っていたが、手を合わせたのは最初のひと月。それ以降はほとんど放置で、埃にまみれていた仏である。さすがに「仏を粗末に扱ったくせに、今年もよろしくなど図々しいことこの上なし」と怒られたんかなあ、それで足でもひっぱられたんやろかと恐ろしくなり、メッセージをもらうつもりでおみくじを引くと、末吉だった。大凶とかでなくて、よかったなあと思った。

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