ひどい腹痛
本日は、ひどい腹痛により仕事を休んだ。起床時、腹に若干の違和感があった。なんだか変だなあと思いながら、シャワーを浴びて、服を着替える。そうしていると、違和感は、はっきりとした痛みとなり、それがじわじわとひどくなって、一時間後には、立っていられない。これはいけないと会社に遅刻の連絡を入れ、ロキソニンを飲む。下している痛みではないし、鎮痛剤を飲めば、長くても三十分ほどでおさまるだろうとたかをくくっていた。
それが、一時間たってもおさまらない。おさまるどころか、痛みが増すばかり。寝ても座っても、立っても痛い。よっぽど救急車を呼んだろうかと思ったが、この痛み、実は一度経験がある。その時は、これはいかん、内臓がちぎれたらしいと救急車を呼び、運ばれてみたものの、結局、悪いところは見つからなかった。尻に鎮痛剤を突っ込まれ、痛みが引いたので帰宅した。今回もおそらく、その類だろう。どうせ放っておけばおさまるのだし、救急を呼ぶのは気が引ける。
そうは言っても、痛みのせいで吐き気は出てくるし、脂汗で服はじっとりしてくる。それに、その汗のせいで、えらく寒い。手足の先なんて、もはや氷上である。いっそ意識が飛んでくれりゃあいいのにと思うも、私の精神は案外、頑丈なもんで、しっかりしている。
どうにか気を失ってしまえないものかと、部屋に転がっているジンの小瓶の蓋を開け、ぐいと直にあおった。薬箱から鎮痛剤と眠剤を複数取り出して、一緒に流し込む。それから、 会社に休みの連絡をいれるため、携帯電話を取り上げた。痛みがひけば出社しようと思っていたが、もはや、そんな元気はない。電話をかけたあとは、痛みでもぞもぞと蠢きながら、酒をめいっぱい飲んだ。
そうしていると、思惑通り、いつの間にか眠っていたらしい。気が付くとすでに昼下がりで、腹の痛みはおさまっていた。酒のせいだか、吐き気と悪寒がある。会社に行こうと着替えた服のまま蠢いていたので、着崩れて、くちゃくちゃになっている。それを脱ぎ捨て布団から出ると、冷蔵庫から、発泡酒を取り出した。仕事も休んだことだし、改めて、飲みなおすことにする。
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