見出し画像

2024年2月23日(金)「夜明けのすべて」※ネタバレあり

映画「夜明けのすべて」を観に行った。

PMSとパニック障害の方の話。
主人公は男女の二人ではあったが単なる恋愛にするのではなく、人間対人間の関係で描かれているのがよかった。
恋愛要素を省くことで人として寄り添う様を強調できていたと思う。

映画「正欲」も、自分の意思とは反して社会から逸脱してしまう二人が主人公だった。
正欲の主人公たちもお互いが寄り添うことで悩みを少しでも緩和するようにしていた。正欲では今後も二人が寄り添って生きていく未来を示していた。

夜明けのすべてでは最終的には二人がそれぞれの居場所を見出して、離れていった。物理的な距離が生まれた後に、ナレーションで山添(パニック障害)が藤澤(PMS)を想うシーンがあり、心は離れていないことを窺わせていた。たとえ場所が離れていても悩みを緩和できる人間がいるという事実が心を休ませることができるのだと思えた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?