【prime】空飛ぶタイヤ
劇場公開時から気にはなってたのだけど…
おおざっぱにいうと、
整備不良だと思われていた自動車事故が
本当は車両自体の不具合なんじゃないか?
という疑問からスタートする。
ま、そこは最初から不具合が原因だと分かる展開なのだけど…
いかにそれを中小企業の社長が暴くか、ってストーリー。
小さきモノの抵抗は、本当に無力さを感じて
挫折しそうになる。
むしろ、抗わない方が楽な生き方が出来る。
それを選ぶ人が悪い訳じゃない
世の中はそういうシステムだから。
でも、自分だけじゃなくて誰かを守らなくてはならないって時に
無駄と分かっても立ち向かわなきゃならない時がある。
そんなお話。
もうはっきり言うと、あらがってる社長すら
敵わないと分かってる。
それくらい力の差がある相手だから。
やり続けた人、そして挫折した人、
全てをかき集めて、それでも…どんどんと状況は悪くなる。
戦うって、悲しいな…
損得ではないから、余計に悲しい。
見終わってすっきりしたかと言うと
難しい。
「もう二度と顔を見たくない」
最後のやり取りが絶妙。
そんな邦画でした。
佐々木蔵之介さんは、いつ見てもいい。以上。