流れるままに

時々、焦りを感じることがあった。
歳を重ねるごとに、
他人にはあって自分にはないものが増えていく。

だがしかし、
ひねくれやの私は「それの何がいけないの?」
と問う。

何もない自分。
歳を重ねても形にならないものしかない自分。
私はそれが嫌だった。
どれだけ頑張っても目に見えて、得られるものはないに等しい。

けれど、本当に何も得られていないのだろうか?

流れるままに私が生きてきたこと。
流れるままに感じたこと。
それら全ては本当に意味のないことなんだろうか?

目に見えない何かがそこにあるのではないのか?

私は私であり、
私の中に蓄積していく何か。

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