【人格】アドバイスや指摘は深い関係性ではないと喜ばれない

求められていないアドバイスをしそうになる

腐ってもデザインの業界に居るので、知り合いのデザインに修正を加えたくなることがあります。
しかし相手を不快にさせないよう「デザインって難しいですよね」と伝えています。しかし、最近はこういったような我慢が難しく、メンタルの不安定さを感じています。

深く考えれば、アドバイスや指摘は親密な関係性でなければ受け入れられにくいものです。特にクリエイティブな分野では、作品は個人の感性や努力の結晶。だからこそ、批評はデリケートになりがちです。

アドバイスは求めている人にだけするようにしよう

 実は、ルールは極めてシンプルです。
1.アドバイスをくれ、と言われたらアドバイスする。アドバイスを求めていない場合は何も言わない
2.「こうしたらいいのに」のモヤモヤは、一般化して文章にして発信し昇華させる

ウザがられる/そうでないアドバイスの決定的な違いとは
 - 日経xwoman

日経xwomanに上記のように書かれていました。
その通りだと思います。

アドバイスは要望がある場合のみにすべきです。
実際、求めていないアドバイスを受けた経験から、「この人は何を知っているのか」と感じたり、不快に思ったりすることがよくありました。

特に、趣味の分野で意見を述べられたとき、それが「マンスプレイニング」や「老害」と感じることもありました。
これらの経験から、他人に対しても自分がされて嫌だったことはしないということです。意見を述べる前に、相手の立場に立って考え、必要かつ適切な場合にのみアドバイスを提供するように心がけることが大切です。

しかし、日経xwomanに書かれていた「モヤモヤは、一般化して文章にして発信」という内容は、たとえ一般化したとしても、特定の人が読めばわかってしまうものです。こういったネガティブな「発信」は不特定多数の人が読んでも気持ちの良いものではありません。

人格を形成するにはポジティブな言葉を積み重ねる

心理学者ソロモン・アッシュの「中心特性効果」実験によれば、人を紹介する際の形容詞の選択が印象に大きな影響を与えているそうです。
この実験では、一連の形容詞を使って人物を紹介し、その中で「温かい」と「冷たい」の言葉を変えて影響を観察しました。

1つめは「知的、器用、勤勉、温かい、決断力、実践的、注意深い」
2つめは「知的、器用、勤勉、冷たい、決断力、実践的、注意深い」

結果、「冷たい」という一つのネガティブな単語だけで、その人物の印象が著しく悪化することがわかりました。これは、一つの特徴が他の肯定的な特徴を覆い隠すほどの影響力を持つそうです。

この実験を踏まえて、私が最初に使った「腐っても」というネガティブな表現の影響を考えます。
実際、言葉選び一つで、人の印象は大きく変わることがあるし、「望まれていないアドバイス」も、受け手にとってはネガティブな印象を与える可能性があります。

こうして考えていると、人格を形成するには、ネガティブな言葉を避け、ポジティブな言葉を選ぶことが重要だなと思いました。
求められていないアドバイスをするよりも、労う言葉や、好きな部分を共有するほうが印象が良いからです。

おわり

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