2024.05.03

2024.05.03

夜、自宅で軽く夕ご飯を食べたあと少し出掛けた。
夜遅くまで営業しているコーヒー屋さんへ。

カフェオレのホットをテイクアウトして、すぐに帰ろうと思っていたが、
「もうすぐ上映会があるので、よかったら観ていってください!」と言われてなんとなく観ることにした。何の上映会かもわからないまま映像が始まった。

冒頭から、スケボーに乗った若者たちが軽快に駆け抜けて行く。駆け出したと思ったら、ものすごい勢いでずっこけて頭から流血。「いってー!!!」と言いながら彼らは笑顔で地面に倒れ込んだ。これは、何度もトライアンドエラーを繰り返す彼らのドキュメンタリーだった。高架線、柱、壁、公園、街の中、ときには夜の銀行の前など、とにかく様々な場所をスケボーですべっていた。その臨場感あふれる様子が、近距離で撮影されている。何度やってもうまくすべれなかった場所で成功を収めると、観客からは歓声があがった。観ていてとても気持ちがいい!

言ってしまえば、ただひたすらスケボーですべっているだけの映像なのだが、彼らが純粋な気持ちで何の疑いもなく果敢にすべっていく姿は、とても眩しくて羨ましかった。そういう、怪我など気にもせずやりたいことに没頭するような気持ちを忘れている自分に気が付いた。

車でもなく、バイクでもなく、スケボー。板ひとつで移動もするし、遊びもする。それもなんかよかった。15分ほどの映像だったが、見応えがあった。一番好きだったのは、夜の商店街で見知らぬ人が乗っている自転車と並走した結果、また派手にずっこけて自転車に追い抜かされてしまうシーン。笑った。

思いもよらぬところで刺激を受けることがあるなぁ、という夜でした。


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