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約束ぺタル【大崎甘奈】を咀嚼して飲み込み、吐きつけるだけ(コミュ考察)

WING編以降の大崎甘奈について「書こう書こう」とは思っているものの、想定外の多忙で中々筆が進まない。


そうこうしている間に早数ヶ月、周年前に限定甘奈という爆弾が突如投下された。

鉄を熱いうちに打つために、自分用という意も含めて今回のカードについてザックリ感想を纏めておく。


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可愛い。

茶ブレザー、ネクタイ、茶革靴、編みハーフアップ、デカ黒リボン、黒ハイソ、数え役満です。


去年の2月末限定のお散歩甘奈はギリ周年セレチケの範囲に含まれたけど、3月中旬のこのカードは今年のセレチケでどうなるか分からんので、今持ってない人いたら取り敢えずガシャ回してみません?



以下本文全てコミュネタバレ。独自解釈します。





コミュ1: Spring talk

大崎家が転勤族である事が発覚。友人との別れのエピソードの中で桜の押し花(ペタル)が登場。お別れ会で栞としてプレゼントしてもらったらしい。関係ないが、最初カード名を見たときはペ「ダ」ルだと勘違いしていて『チャリ要素は?』と思っていた。

社交的な甘奈にとって折角できた友人との別れを繰り返すことは辛かったはず。甘奈が初登場時から「変化」を極端に恐れ甜花に依存気味になっていたのは、こういう背景があったからか?


甘奈のむくれ顔が可愛い。

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確か金魚甘奈のコミュ4でもむくれていた気がする。感情表現が多彩なのがシャニPに気を許している感じがあって良い。


まだ色付いていない桜並木を歩きながら、桜が満開になったら一緒に見に来る約束をフワッとする。



コミュ2:How long

大切な人間と離れ離れになる事に対しての甘奈とシャニPの価値観の提示。

甘奈は2週間離れるのが限界で2日に1度は電話したいらしい。この辺にも転勤族ゆえの別れの原体験の多さが影響していそう。

コミュ内のどの選択肢を選んでも、甘奈自身がその基準を『短過ぎる』と感じているという印象を受ける。一方でシャニPはその考え方を肯定。ノクチルに対して特に顕著なイメージがあるが、シャニPのこういう「相手のありのままを尊重する」部分を甘奈は気に入っているのかな。


『相手との価値観の差異は話し合いで擦り合わせれば良い』というシャニPの提案への理解が早いのも、GRAD編でシャニPとの対話を重ねた体験を踏まえてのものである気がする。



コミュ3: Happy contact

出張中のシャニPに会えない甘奈が一人で悶々としているのが可愛い。

その後のシャニPと連絡のやり取りをしている時の様子が、犬が尻尾振って喜んでいるようにしか見えなかった。

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シャニPが甘奈へのメッセージを間違えて社長に送信したらしいことから、シャニPの連絡先の上の方は「天井(あまい)」と「甘奈(あまな)」で連続しているという知見が得られた。



コミュ4: Absence makes …

コミュタイトルは「Absence makes the heart grow fonder(会えない時間が愛を育てる)」という英語表現から来ていそう。


シャニPの出張が延長になり、甘奈がまた曇り出す。

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当初7日間の出張予定が3日間×2回延びて13日で帰って来るのだが、この期間設定が、コミュ2で提示された甘奈の我慢の限界である2週間ギリギリなのが憎らしいなと思った。


二人で見に行こうと約束している満開になった桜が枯れていないかを逐一確認しに向かったり、シャニPとの共通点を発見して喜んだりする甘奈(コミュ2選択肢でも確認できる)のいじらしさが印象に残った。



True End: Promise

多忙なシャニPを見て花見の約束の履行を遠慮してしまうのが甘奈の長所でもあり短所でもあるな、と再度認識。そしてそんな甘奈の肩に乗った花びらを見てフォローを入れられるシャニPの優秀さも改めて浮き彫りになった。

残念ながら満開の桜には間に合わず殆どが散ってしまった後だったが、ガシャ演出がここで入り、風で舞い上がった花びら(ペタル)を来年の花見の約束の証として分け合うことでタイトル回収完了。

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「変化」を忌避しがちなキャラである甘奈に対し、「桜」という時間経過が明確になるモチーフを持ってきた気がしている。特に「散ってしまった花びら」という存在は「変化後」の象徴であり、それを今の甘奈がどう受け止めるかが問われたか?


コミュ1で漏らしていたようにかつての甘奈にとっての別れの思い出だった桜の花びらをTrue Endで約束の証へと昇華させている点に、今の甘奈が「変化しないこと」に固執せず視線が未来へ向いているのだなという事が窺えて、以前からの成長が感じられた。



その他雑記

その他シャニマスに対して最近感じている事を適当に並べる。


これは完全な願望だが、イベコミュあたりで甘奈のアルストロメリアのリーダーらしさが垣間見えるエピソードが今後見たい。感謝祭では残りの二人にかなり助けられていたイメージがあるので逆に成長した甘奈が二人を引っ張って行くとか。というかそもそも何で甘奈がリーダーなのだろう(一番社交的だからか?)。

ユニットのサポコミュは全く追えていないので、その辺の描写が既に存在するのならばごめんなさい。


今回の甘奈の性能の表記が優良誤認かつ、その後の雑な強化修正で燃えていると聞いた。私はグレフェスに真剣ではない故にその辺の機微に関して全く詳しくないが、似通った育成システムの「ウマ娘」という黒船が襲来した今、しっかり課金している層が気分良くお金を落としてもらえるような環境づくりに終始してもらいたい、とは思った。

と言うか、ウマ娘をほんの軽く触ったがかなり面白かった。シャニマスの魅力がコミュや楽曲などゲーム性以外の部分に多分にありコンテンツとして上位互換まではいかないまでも、ハイクオリティの3Dライブやレース、自然に育成周回へ誘導してくる中毒性のあるゲーム性など、ウマ娘にユーザーを掻っ攫われかねない要素は散見される(まぁ正直個人的にウマ娘も煮詰まったらやる事がなくなりそうな雰囲気はあった)。

具体的な対案を有していない身分でどうのこうのは言えないが、もう少しゲーム性(特にグレフェス)に手を入れても良い気はする。主にコミュや衣装に時折課金している私のような浅瀬チャプチャプ系ユーザーが良い意味で減れば素晴らしいし、もっと人口に膾炙するコンテンツに成ってくれれば、一ユーザーとして嬉しい。


私の知り合いのミリシタ勢でごく最近シャニマスを始めた人間がいるのだが、現状限定カードの復刻がほぼなく後発ユーザーの限定入手手段が周年セレチケか闇鍋しかない状況でシャニマスを勧めるのは何とも心苦しかった。当然有料で構わないので、過去の限定コミュを読める手段を、もう少し入手難度を下げて増やしてあげて欲しい。


周年ニコ生のロゴ表記で『緑のユニットが来るのでは?』と話題になっていた。私的にはストレイライトもノクチルも、ローンチユニットとは違う方向性の面白いコンセプトでありかつ話題性も十分だったので、嫌が応にも期待してしまう。去年はVtuberという起爆剤があったからよかったが、今年はどうなるんだろう。ノクチルの福丸小糸(機会と時間があれば書き連ねたい)のようにまたタイプの子が来たら嬉しい。


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