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ウェディングオープ二ング撮影 その1

 8月22日 撮影日の朝、9時に家を出て撮影場所に向かいました。
最初の撮影場所は、世界文化遺産に認定されている
三角西港という場所です。

午後1時からの撮影予定ですが、10時半には到着。
もうすでに蒸し暑かった。


何度も訪れている場所ですが、前にも書いたように、依頼者は6歳と0歳の子供さん連れなので、撮影場所毎に、どう回った方がいいか、事前下見をしました。


三角西港 浦島屋

 以前、ここでウェディング撮影した時は、海岸通路と洋館前で撮影しましたが、今回は洋館の2階バルコニーでの撮影も予定していたので、浦島屋と呼ばれている洋館の中に入り2階に上がってみました。

 撮影シミュレーションをしながら2階に登って行くと、部屋の角にドレスを着た3~5歳ぐらいの2人の姉妹を座らせて、カメラマンが、撮影をしていました。

確かに2階の部屋全体が趣のある写真館のような雰囲気です。
外はとても暑いので、両親のウェディング撮影を戸外でしている間、子供さん2人はここで待たせて、写真を撮っているのもいいなぁと思いました。


主人は、当初計画していなかった、
「(並行して掛かっている)新旧1号橋の間をドローンを飛ばして依頼者の車を撮りたい。」
と言い出したので、近くの信号からどのくらいの時間で車が橋にたどり着くか?など、実際に両側の橋を車で通って図ってみました。


集合時間の午後1時近くになったので、三角西港に向かっていると、依頼者から電話がかかってきました。
「今、着きました」と依頼者。
「そうですか、駐車場ですか?」と私。
「いえ~、河浦です(最後に撮影する崎津教会の近く)」
えっ???
「実はフェリーに乗り遅れて、その上、次のフェリーも遅れて、さっき、牛深に着きました。」と依頼者。
「じゃあ、撮影順を逆にしましょう。私たちが、そちらに向かいますので待っていてください。」と私はとっさに答えました。

主人は私が話している間、事前下見した1号橋の方向にUターンして、所要時間2時間近くの道を、最終撮影の予定だったもうひとつの世界文化遺産の 崎津集落に向かいました。

私たちが集合場所に指定した崎津の道の駅に、午後2時40分に着くと、依頼者ご夫婦が走り寄ってきて、「すみません。」と頭を何度も下げました。
「大丈夫ですよ。でも、もっと早く電話してくれれば良かったのに。
私たちは早くから西港に着いていたのに。」と、私は答えました。

それから、奥さんの髪をセットするため、道の駅の待合室に並んで向かいました。
彼女は、「フェリーに乗り遅れてしまって、主人と2人で『もう終わったね・・』って話していたんです。」と、言いました。
ご主人と、次のフェリーを待つ間、どんなに焦りを感じていたことでしょう。

まだ終わっていません。これからスタートです・・





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