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日記20231110-13

10日

かつてはコカインが入っていることを確信した程に中毒になっていたキラメキは煌めきを失った。ちなみにファミマの冷凍のこころも全く美味しく感じられなくなった。

風邪を拗らせて以来、明け方には咳が出る。
明け方まで起きていることなんて以前は無かったことを踏まえると、本当はずっと明け方は咳をしていたのかもしれない。

咳と言えば、独り暮らしで体調を崩すと、咳をしても一人、という句が実感を伴って染み渡る。静寂を破って音を出した代償は大きい。

9時半にアラームの音で一度目を覚ました。雨音が聴こえて、雨かーと思っていたら二度寝していた。11時半に空腹ゆえに目を覚ました。
最近はいつもこんなザマである。

一時間だけスタジオに入って、四限のドイツ語文法に出るか、ルネで遅めの昼食を取るかで迷って、丁度東大路を横切るための信号が青になったから授業に行くことにした。

ドイツ語の授業はもうずっと前からさっぱり分からない。ボーっと聴いていたら先生がlassenと発音して、8.6秒バズーカのラッスンゴレライを思い出した。
八月六日 原子爆弾 落下寸前号令 雷
本人たちも周りも面白いと思っていたの怖すぎるでしょう。

恋人からフランスピアノの三回戦が面白いと言われた。あれで笑えるのは谷島という苗字の人間と仲が良い人だけでしょと言ったら、なんでそんなことを面白がると思っているんだと怒られた。だってそこまで面白くなかったし。

11日

駿台の同期2人と飲み会をした。3人とも駿台のときは一言も話したことが無かったのに、今こうして仲良くなっているのは不思議だ。

この2人以外の駿台の友人たちも、あの特殊な1年を共有しているからか波長が合って一緒にいて楽だし楽しい。
そして学科に同い年がいない(!!!)ので彼らの存在はとても有難い。
二浪一回が一番分かり合えるのは一浪二回なんだよね~

12日

ドラム練習して、くそおやじ食べて、寝て、学生会館でだべって、ドラム練習した。

そういえば、ちょっと悔しいのだけれど『葬送のフリーレン』に見事にはまってしまって、10話まで見た。物語とフリーレンのキャラ設定がとても良いし画が綺麗だと思う。クサいセリフがほぼ無いのが有難い。


13日

また起きられなくてライリスを休んだ。全然大学に行く気分じゃなくて、三限も切った。

『汝、星のごとく』の話に戻るのだけど、自分と違って望んだ生活を手に入れた恋人が、自分の知らない場所で、自分の関与しない幸福を手に入れること、を心から願えなくて自己嫌悪に陥ってしまう主人公に本当に共感してしまった。
自分の味気ない日々のことなんてもう興味の対象では無いことに気づいて、かつて対等だったはずの人間と距離を感じて、勝手に惨めになって、彼がいなくても自分は大丈夫だと思いたいためにわざとつれない態度をとってみたりしたことが私にもあった。
精一杯のプライドだったが、勿論状況の悪化に拍車をかけただけだった。
彼と別れてから暫くの間は裏切られていたことを知った瞬間や投げつけられた言葉がフラッシュバックしたり、様々なことに対する後悔が止まらなくなって、度々息が苦しくなっていた。
そんなことを鮮明に思い出させられた。

夜にブルダックを食べた。一人で一人前食べるのはしんどかった。一緒にブルダックを食べてくれる存在を失う前に気づけて良かった。
セブンの冷凍のとみたを食べた時にも同じことを思った。

twitterで仮面浪人体験記の宣伝をした際に、経歴を書くと伸びてしまうのを失念していて高校名まで晒してしまった。まあ、あんな覚えにくい校名は皆すぐに忘れることでしょう。

真空ジェシカ3回戦面白かったです。さいこ〜う

サドルには雨粒 ごめんわたしだけカレーだけ見てカレー食べてた

正しいよ わたしが波を見るあいだ貴方は二回も微分をしてた

生前はマーチを成したコアラろっぴき酔って落として埋めた街路樹

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