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編集後記:アメリカの一般教書演説は分断を確認する儀式に……

今日のテーマは一般教書演説についてです。バイデン大統領の主張に対して「嘘つき!」というヤジが飛び盛んに報道されていました。

ただ書いているうちに「ペロシさんもトランプ大統領の原稿を破り捨てたりしてたなあ」などと思い出しました。State of the Union Addressという言葉とは裏腹に分断を再確認する儀式になってます。

今日見つけた記事は高市早苗さんが「差別を禁止する法案なんか作ったら企業がLGBTを採用しなくなる」と主張しているというものです。それを防ぐのが政治の役割だと思うので、言い訳に過ぎないわけです。彼女が巧妙なのはそれを「当事者の懸念」として語らせているところです。

権利を主張したい人たちが騒ぐと「あなたたちまで危険視されかねませんよ」として「そっとしておいてほしい人たち」を分断しようとしています。権利を主張する人たちを黙らせるための典型的な手法なんですが、こういう分断手法がサラッと出てくるところに彼女の「適性」を感じました。

ちなみに最近閲覧数が伸びている記事は時期日銀総裁人事なんですが14日に提示が決まったようですね。ただコメント欄でレスポンスがあるわけでもなく、一体どういう人たちが読んでいるのかがよくわかりません。相場として関心を持っている人と政局問題だと思っている人とどっちが多いのでしょうかね?


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