MondのQuora化:回答に対する「投げ銭機能」も実装の予定

Mondからお知らせが来た。これまでは専門家の退屈な回答しか読めなかったのだが9月末をめどに「回答を一般に解放する」そうだ。今までは参加できずにただありがたく専門家の意見を拝聴する場に過ぎなかったため過疎化していたのだが、おそらくこれで少しは賑やかになるのかもしれないと思った。

注目すべきなのは回答の収益化である。Mondは「今後対応するサービス」を次のように説明している。(予定)となっているのでいつ頃リリースされるのかはわからない。すぐにどうこうというわけではないのかもしれないが、いくつか回答を仕込んでおくのもいいかもしれないなあなどと感じた。

今後追加していく機能(予定)


・回答者、質問者の方が収益を得られる機能
 ・有償での質問
 ・回答への投げ銭(質問者へも配分)
・通報機能

この「回答への投げ銭」機能だが現在のQuoraには実装されていない。

Quoraは一部の質問者には「パートナープログラム」を通じて収益が還元されるのだが、英語版ではパートナープログラムが終了してしまった。英語版ではQuora+という有料版のサービスも提供されているのだが、日本語版での感想を聞く限りはあまり評判はよくないようである。Quora+に参加すれば回答者には収益が還元されるが「限定」になってしまうので閲覧数が減るという副作用がある。いずれにせよこれまで無料で読めていたものがある日取り上げられてしまうというのはあまり面白いことではない。

一方で「通報機能」も追加するということである。Quoraでもトピックによって荒れる分野が存在するので「通報機能」を充実させた上でモデレーション体制を固めないとかなり大変なことになるだろうなあと思う。

ということで早速真面目系の質問を二つ投げてみた(審査が終わらないと公開してもらえない)のだが、そもそもマイプロフィールにリンクを貼ることができないのでシェアが面倒だ。あまりソーシャルネットワーク経由で広げようという感じのサービスではなかったんだろうなあと思う。

現在、政治経済系は回答が194件しか集まっていない。つまり1年でたったこれだけの回答しかつかなかったということだ。ものすごく穏健でヤフコメやQuoraから見ると天国のように見えるサービスなのだが、穏健さを目指すと日本では退屈にしかならないということがよくわかる。




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