がんばりすぎていませんか?
あなたは今、バリバリはたらくことが楽しいですか?
どんなに忙しくても、目標に向かってワクワクしながら仕事ができていますか?
それとも、、、心のどこかにむなしさを感じて疲れていますか?
もしそうだとしたら・・・ワークホリック(仕事依存症)に陥っているかもしれません。
つらくてむなしくても、がんばりつづける理由を心の奥深くに探っていくと、無意識の罪悪感に行き着くことがあります。
自分はかつて親の期待に応えられなかった。まわりの人をがっかりさせた。こんな自分はがむしゃらにはたらかないと存在する価値がない……。
そういう気持ちが潜んでいることがよくあるんですね。
すると、本当は休みたくても、休むことを自分に許しません。むしろ、むなしくはたらきつづけることで罪の意識を穴埋めしようとします。
けれども、そんなふうにしてはたらくことは本心から望んでいることではないので、いずれ気力は燃え尽きてしまうでしょう。
もしもあなたのなかに、休みたくても休むことを許さない自分がいたら、心に巣食っている「私はよくない人間」「私はくだらない人間」という意識を解き放って、純粋な‟はたらく喜び”を取り戻しましょう。
「がむしゃらにがんばらない自分には価値がない」という感覚は、幼いころに自分の価値を認められずに抱いたもの。
でもそれは、すべて思いちがいです。
あなたの人間としての価値は、何かをがんばりつづけなければ下がってしまうようなものではありません。
あなたはもっと楽しく生きていいし、疲れたら休み、苦しかったら人に甘えたっていいんです。
そのことを、今改めて自分に許してください。
また罪悪感は、大人になってからも、ちょっとしたことで簡単に心に芽生えます。
たとえば、嘘をついた。好きでもない人と付き合った。人に迷惑をかけた。人を助けなかった。などなど……。
そんなときは、気が引ける相手を避けようとしたり、逆に機嫌をとったりするかもしれませんが、どんな態度をとってみても心は平穏にならないと思います。
心を罪悪感に縛られたまま何をしても、しあわせな気持ちにはなれないからです。
私たちがのびのびと生きていくには、不本意な自分を責めて罰するよりも、「許しつづける気持ち」を持つことが大切なのです。
今やっている仕事を、あなたは心から楽しんでいますか?
ワクワクしながら挑んだり、仲間と喜んで支え合ったり、才能を開花させることができますか?
どうしても、そういう方向にうまく気持ちを切り替えられないとしたら、今やっている仕事は、あなたが本当にやりたい仕事ではないのかもしれませんね。
もう、何かに追われるようにして、悲痛な面持ちではたらくことはやめましょう。
心身がボロボロになってしまう前に、今の仕事にひと息入れて、胸躍る仕事を求めて再出発するのもひとつの方法だと思います。
気持ちをリセットして、あなたにとって‟一生懸命はたらきがいのある人生”を送ることを第一に考えましょう。
★ 著書『やさしくて、ちょっぴり不器用なあなたに。』(サンクチュアリ出版)より★