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手軽にRAG(検索拡張生成)を体験できる、OSSの生成AIデモアプリ「Generative AI Use Cases JP」で初めてissueを立てる経験をしました。

AWS有志の方が開発されて、OSSで公開されているAIデモアプリ「Generative AI Use Cases JP」にて、この度初めてOSSにissueを立てる経験をしました。

Generative AI Use Cases JP (略称:GenU)は、今注目の社内チャットボットを作成する為に必要なRAG(Retrieval Augmented Generation、検索拡張生成)もAWSサービスを使って構築済みのAIデモアプリです。

構築手順書はこちらです。
生成 AI 体験ワークショップ

AWSの方が公開されている資料です。
生成AIユースケースを考え倒すためのGenerative AI Use Cases JP (GenU)の魅力と使い方

前置きが長くなりましたが、生成 AI 体験ワークショップの手順書を見ていただくと構築手順が2パターンあります。

AWS CloudFormation を使用した手順
数クリックで簡単に構築して、ユースケースを体験してみたい方向け
AWS CDK を使用した手順
ダッシュボード機能や Knowledge Bases for Amazon Bedrock を使用した RAG などの追加機能を試したり、ソースコードを確認して自分でカスタマイズしたい方向け

生成 AI 体験ワークショップ

CloudFormationもCDKも触った事がないので、簡単な方であるCloudFormationを使用した手順で構築してみました。本当に簡単でポチポチしていくだけでタイトル画像のような、生成AIチャットボットが2時間ぐらいで構築できました。慣れている方なら1時間で出来ると思います。

ただ私みたいに勢いでやるタイプだと、手順書に書いてあるのに見落としがありえると思います。CloudFormationを使用した手順の場合は、CloudFormationの設定画面でRAG機能を構築するか否かが選べるのですが、私がissueを立てる前はtrueがデフォルトだったのです。

Amazon Kendraを使用してしまうと高額請求の可能性があります!

821ドルは12万円!

生成 AI の機能をもつチャットアプリケーションを AWS で実現する際の

構成例とその概算料金をご紹介します

個人で勉強がてらに色々とAWS個人アカウントで色々と試すような方がうっかりミスで、Amazon Kendra を活用した RAG チャット機能を有効化してしまうと夏のボーナスなんか吹っ飛んでしまうので、初めてで勇気が要りましたがissueを立てました。

【改善要望】CloudFormationでのRAG チャット機能はデフォルトはfalseにしてほしい

起票の仕方、入力した文章が拙くて恥ずかしかったのですが、ご対応いただけました。

CloudFormation手順で、RagEnabledのデフォルトがfalseに

CloudFormation手順で、RagEnabledのデフォルトがfalseになっているのが確認できました。

リンク先に記載いただいていますが、CDKでのKnowledge Bases for Amazon BedrockでのRAGも対応されたそうです。Amazon Kendraを使うよりも費用が抑えられるそうです。

CDKでの構築手順に挑戦したのですが、SageMaker StudioのCode Editorを使うように手順が変わっていて、最後まで辿り着けなくて確認できていません。

そうです。こんなタイミングでCloud9を新規受付停止しなくてもいいのに、アマゾンさん!

これがOSS活動と呼べるか分かりませんが、私には大切な一歩の経験になりました。
CDKでの構築手順を最後まで完了できて、Knowledge Bases for Amazon BedrockでのRAGが体験できたら、続報の記事を書きたいと思います。

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