Hide Yasui

株式会社アスコエパートナーズ代表取締役社長、一般社団法人ユニバーサルメニュー普及協会理…

Hide Yasui

株式会社アスコエパートナーズ代表取締役社長、一般社団法人ユニバーサルメニュー普及協会理事。 デジタルガバメントを通じて、日本の良さをもっと世界に伝えたい。利用者のコエを、もっと社会に活かしたい。

最近の記事

マイナンバーの次にくるもの:行政制度にもID附番を

新型コロナ禍のもと、マイナンバーカードの導入が進んでいます。岸田政権下のデジタル庁でも引き続き、それが政策の一つの柱です。 マイナンバーカードは、国、自治体におけるDX推進の基盤になることが期待されていますが、同時にやらなければならないことがあると、私は考えています。行政側の行政制度、各種公共サービスにもIDをふることです。これは企業の事例に例えると、わかりやすい。現状のマイナンバーカードの議論は、企業でいう“顧客ID”だけが議論されていて、もう一方の“商品サービスID”につ

    • 行政DX 改めてコンテンツ設計の効用

      データ構造化の効能 新型コロナ禍のもと、緊急事態宣言が続いています。私もステイホームの一環で、自宅でテレビを見る機会が多くなりました。最近はデジタル化の恩恵で4K映像の非常に美しい作品を自宅のテレビで気軽に楽しむことが出来るようになっています。私はこの分野の専門家ではありませんが、こうした4K映像は4K向けのテレビや撮影機材、ネットワーク等の機器の進化だけではなく、4K向けコンテンツの作成も非常に大切であると聞いたことがあります。例えば、4K映像に適した画面構成や舞台、セット

      • 新型コロナと災害対応、情報発信連携の可能性③-迅速な保守と活用支援

        前回に引き続き、私たちアスコエの取り組みの中で目指している、新型コロナと災害関連支援制度情報についての、迅速な情報発信のカギについてご紹介します。 状況に応じて展開する支援制度は、迅速な保守もカギ新型コロナと災害対応に関する迅速な情報発信のカギの2つ目は、情報の更新です。 新型コロナと災害対策、双方の支援制度の収集、運用を通じて、私たちが身にしみて感じていることは、特に災害発生直後数か月は、その更新頻度が高いという事です。 これは、平時の支援制度、例えば子育て関連、健康関連

        • 新型コロナと災害対応、情報発信連携の可能性②:双方の支援制度の共通点

          前回、新型コロナと災害対応支援制度に関する違いについて説明しました。 一方で、新型コロナと災害対応支援制度は、特にそれらの情報発信においては共通している部分もあります。 今回は、それらの共通点について説明します。 どちらも、平時の支援制度とあわせた情報発信がカギまずどちらも、新型コロナによる影響が拡大した時、あるいは発災時の支援制度に加えて、平時の支援策に追加をしたり、拡充・要件緩和をしたりという形での、いわゆるパッケージ支援になっているという点は共通しています。 例

        マイナンバーの次にくるもの:行政制度にもID附番を

        • 行政DX 改めてコンテンツ設計の効用

        • 新型コロナと災害対応、情報発信連携の可能性③-迅速な保守と活用支援

        • 新型コロナと災害対応、情報発信連携の可能性②:双方の支援制度の共通点

          新型コロナと災害対応、情報発信連携の可能性①:双方の支援制度の違い

          新型コロナ禍が収束しない中、新型コロナ対策関連の支援制度について、さまざまな国、自治体の方とお話することが多くなりました。 一方、大雨、台風シーズンを迎え、台風や水害、そして地震などの災害関連の支援制度に関しても、同じく国、自治体の方からお話いただくことも増えてきています。 そうした中で、「新型コロナ対策」と「災害対策」双方の支援制度に関する情報発信を連携して行うべきというお話を、ほぼ同時に伺いました。 今回は、「新型コロナ対策」と「災害対策」双方の支援制度に関する情報発

          新型コロナと災害対応、情報発信連携の可能性①:双方の支援制度の違い

          特別定額給付金のオンライン申請について②:マイナンバーカードに関する新たな展開のヒント

          前回、特別定額給付金のオンライン申請について、様々課題を挙げてきました。続いて、今回の課題を通じて得られた、マイナンバーカード普及のヒント、さらに少し踏み込んで、様々お叱りを受けることも覚悟で、その「機会」について、整理したいと思います。 「給付のためなら」ということで、マイナンバーカードの利用ニーズが高まったまず、シンプルに、今回、特別定額給付金を少しでも早く欲しいというニーズから、マイナンバーカードの利用、また新たな申請が急激に増えました。こうした状況をみても、今回の件

          特別定額給付金のオンライン申請について②:マイナンバーカードに関する新たな展開のヒント

          特別定額給付金のオンライン申請について①:課題とあわせて、可能性を考えてみました

          新型コロナの特定定額給付金について、様々なところで議論がされています。私自身も、新聞、テレビ、WEBなどでお話を聞いています。 今回、自分の整理もかねて、どこに課題があるかをまとめてみました。 そうした中で、あわせて様々な可能性、特に、マイナンバーカードに関して、これからより利活用を拡げていくためのヒントも感じ始めています。 今回は、それら「課題」と「可能性」について書いてみたいと思います。 まずはじめに、何が「課題」だったかについて、書き出してみます。 1) 今回の

          特別定額給付金のオンライン申請について①:課題とあわせて、可能性を考えてみました