USJを劇的に変えたたった1つの考え方

筆者が言うこの本のターゲットと目的は、
ターゲットとしましては、マーケターでない人が読んでも分かる本、ビズネスで成功したい全ての人、目的は個人も会社もビジネスで成功するための鍵であるマーケティング思考を伝える事です。

まず、この本で筆者が言うマーケティング、マーケターとは何か、マーケターの仕事は何かを説明します。
最初にマーケターとは、常に消費者視点で考える消費者理解の専門家です。
次にマーケティングとは物を売るのではなく売れるようにする事を言います。
更には、会社のお金の使い道や従業員達のあらゆる努力を消費者にとって意味のある価値に繋がる様にシフトさせたりと自分起点で周囲を説得し、人を動かしていくのがマーケティング・マーケターの仕事と書かれています。

そこで、マーケティングにとって重要な点が本書で筆者が書いてある事で私なりに3つにまとめてみました。
常に消費者視点で物事を考える
マーケティングフレームワークの把握
どう戦うかの前にどこで戦うかを正しく見極める
その中でも私が注目した所は、マーケティングフレームワークの把握です。
マーケティングフレームワークとは、最短で目的を達成する為に使用する思考の枠組みの事を言います。
更に噛み砕いてご説明致します。
マーケティングフレームワークの全体像としましては、
戦況分析→目的設定→WHO→WHAT→HOWのことを指します

○戦況分析

市場構造をよく理解してそれを味方につけるためにやるもの
自分や競合の戦力、業界の流れなどを細かく分析して現在の戦況を正確に把握するための工程


・5C分析に着眼する。
Company(自社の理解)
Consumer(消費者の理解)
Customer(流通など中間顧客の理解)
Competitor(競合する他者の理解)
Community(ビジネスをとりまく地域社会の理解)


○目的・・・OBJECTIVE(達成すべき目的はなにか?)


・実現可能性(ギリギリ届く高さを狙う)
・シンプルさ
・魅力的かどうか


                                 


○目標・・・WHO(誰に売るのか?)

経営資源を投下する目標の消費者のことをいう

・戦略ターゲット→予算を必ず投下する最も大きなくくりのこと
・コアターゲット→更に集中して予算を投資するターゲットのくくり

                                 


○戦略・・・WHAT(何を売るのか?)

ブランドエクイティーの中で消費者がブランドを買う理由、商品便益(ベネフィット)のことをいう
※ブランドエクイティー→ブランド価値の事を指す
※商品便益(ベネフィット)→顧客が商品やサービスから得られる効果や利益
                                 


○戦術・・・HOW(どうやって売るのか?)

WHATをWHOに届ける仕掛けのこと主に4Pのこと
・product(製品をどうやって作るのか)
・price(価格をどうやって設定するのか)
・place(流通をどう設定するのか)
・promotion(どうやって顧客に販売促進をするのか)

本書では上記の戦況分析等を理解しWHO、WHAT、HOWが全て上手くいくとビジネスが爆発的にうまくいくと言われています。

最後にマーケターに向いている方の適性、どうキャリアを作るのかをこちらでご紹介させていただきます。

○マーケターに向いている方の適性

・リーダーシップの強い方
・考える力が強い方
・EQの高い方
・精神的にタフな方

○どうキャリアを作るのか?

・「好き」な仕事でなければ成功することは難しい
・会社ではなく「職能」を選ぶ


これからの時代はプロとしての職能(スキル)を身につけることで、どの会社で働こうとも誰にも奪えない本当の財産となる。
職能を伸ばすために必要な経験を貪欲に選び、社内で手に入らなければ職能の成長のために積極的に転職すれば良い。


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