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「余談 / yodan」というブランドを立ち上げた話

突然ですが、「余談 / yodan」というブランドを立ち上げることになりました。

まずは本記事を少しでも覗いてみようと思っていただけたことをすごく嬉しく思います。
文を書くことをずっと避けていた僕が自分の意思で執筆するということは、それだけ今進めているブランドに対しての想いは本気なんだなと文字に起こしながら感じています。
僕が今どのようなことを考えていて、どのような背景でブランドを立ち上げようと思ったのかなどについてつらつらと書き起こしていこうと思います。
とは言いつつも、最近あまり人との交流をしてこなかった僕はいったい何人の人に読んでいただけるのかというのが少し不安になりながら執筆しています。

「余談 / yodan」を立ち上げた背景

「余談 / yodan」を立ち上げることになったのは、僕が手仕事によって作られたものや日本で受け継がれてきている伝統に触れることが多く、その魅力をより多くの人に触れるきっかけを届けたいという思いからです。

もしかしたら、アート関係のプロジェクトじゃないのか!?と思う人がおられるかも知れません。
変わらず現代アートは好きで頻繁に展示には行きますし、今でも少しずつ作品をお迎えさせていただいています。

手仕事や伝統という分野に注目し始めたのは、コロナ期間のおうち時間がきっかけとなっています。
大学1年の3月ごろにコロナウイルスが流行し、大学が完全オンラインとなったり、アルバイトをしていたホテルは宴会などができなくなり人員削減で仕事がなくなったり、もう一つのアルバイト先のクラフトビール屋では客足が減り休業となり仕事がなくなったりとコロナの影響を直接受けました。そこから長期インターンや業務委託を始めましたが、コロナの影響もあり在宅ワークが主流になり、おうち時間を考え直すきっかけとなりました。

おうち時間の気分転換で何か良いものはないかと探していた時に、当時茶葉から淹れたお茶やコーヒーを日常的に飲んでいたことから、グラスやコーヒーカップ、湯呑みを少しいいものにしたい!と思いました。
後日、気分転換で東京の代々木八幡をぶらぶらと歩いていた時に入ったセレクトショップでビビッと引かれるグラスに出会い、そのままそのグラスをお迎えしました。

そのグラスで飲む飲み物は普段より美味しく感じ、グラスやコーヒーカップ、湯呑みなどを集めるようになりました。

そこからのこと、飲む器だけではなく生活の中で日常的に使うお箸やお皿なども集め始めました。
これらはどれも、職人による手仕事によって作られたもので、こだわりを感じたり、使えば使うほど色の変化があったり、どこか手仕事で作られたことによりぬくもりを感じたりと、使っていくことで心地よさを感じました。

僕がよく会社の人や友人に話すのですが(めんどくさがられている人もいますw)、生活の中で日常的に使う物をこだわることで、なんでもない日常から少しだけ楽しさや心地よさが感じられます。

例えば、毎日お水を飲む際、いつも使うグラスを取って水を入れて飲む。これだと水を飲めれば良いという目的のために無意識に動作をこなしているかと思います。

しかし、毎日お水を飲む際、まずは自分の集めたこだわりのあるグラスの中からその時の気分に合ったグラス選ぶ。そして水を入れて飲む。その水もその日の気分にあったこだわりのある器で飲むため、水が少し美味しく感じる。

というような形で、僕は日々を楽しみながら生活しています(笑)

が、共感してくれる人は全くいません!
あのスティーブ・ジョブスも服を毎日同じものにし、極力意思決定の数を減らしています。僕の生活の仕方はスティーブ・ジョブスとは全くもって真逆です。
特にビジネスマンからすると共感されにくい内容だと思います。

ですが、僕は周りがどうであれ、僕が本当に良いと感じることを多くの人に届けたいというお思いで「余談 / yodan」の立ち上げに至りました。

ブランドとして、柳宗悦の提唱した「民藝」や、その中で出てくる「用の美」という考えに影響を受けている部分もあります。

多くの人が手仕事によって作られたものや日本で受け継がれてきている伝統に美しさを感じ、日常が心地よくなる。そんなきっかけをお届けしたいと思っています。

「余談 / yodan」について

「余談 / yodan」は、日本の伝統を次の世代に繋いでいくことをMISSOINに掲げ、様々なプロダクトを展開していくブランドです。

近年、伝統文化や人の手仕事によって生まれた物が生活に溶け込んでいた頃と比べてライフスタイルが変化し、多くの人にとって日常と伝統文化や手仕事によって生まれた物が遠い関係になってきていると感じます。

ですが、僕の日常には欠かせない存在です。伝統文化や人の手仕事によって生まれた物は、効率化を重要視されている世の中、大量生産大量消費の社会に取って大きな存在になると思っています。

日常的に無意識にこなしていること、お水を飲む。ご飯を食べる。料理をする。

これらに少しだけ目を向け、意識することで、日常がより楽しく、心地よいものにになると思っています。

「余談 / yodan」の今後

1stプロダクトとして、6月中にお香の販売を予定しています。

「余談 / yodan」を立ち上げた背景の部分では触れませんでしたが、コロナ期にお香に出会い、僕のおうち時間を心地よくしてくれました。

↑※完全に触れておくべきだっと今更思いましたが、現在4/30(火)9:58、出社しなければいけない時間が近ずき修正する時間がなかったため、少し話がずれていると感じた方もいるかもしれませんが、優しく見守っていただけると嬉しいです。

そして、京都のお香メーカーさんにご協力いただき、白檀などの天然香料を中心に調合したウッディな香りのお香を開発しました。

まずはお香で多くの人の日常に、心地よさをお届けします。

その後は、お箸や器などの食器関連、お茶関連、和蝋燭や和紙などのプロダクトを出していきたいと考えています。

クラウドファンディング実施について

「余談 / yodan」の立ち上げに際し、クラウドファンディングを実施させていただきます。

というのも、お恥ずかしながらお香を制作するのに全財産を費やしたため、資金枯渇状態です(笑)
先ほどまで「余談 / yodan」を通してこんなことしていくんだ!というのをつらつらと語ってきましたが、次のプロダクトの開発に進みたいけど動ける状態ではない。というのが正直なところです。
ここでご支援いただいたお金は次のプロダクトの開発に使わせていただきたいと考えています。

返礼品として1stプロダクトのお香と、販売するかは未定のマッチを準備させていただいています。
詳細はクラウドファンディングサイトに記載しておりますのでご確認ください。

クラウドファンディングページ
https://camp-fire.jp/projects/758568/


と、「余談 / yodan」のあれこれについてお話しさせていただきましたが、最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。

もし少しでも応援してやってもいいぞ。と思った方は、SNSのフォローや拡散、ご支援いただけますと、すごく、すごく嬉しく思います。

「余談 / yodan」を社会に少しでもプラスになるブランドにしていけるよう取り組んでいきますので、引き続き応援いただけると嬉しいです。


田邉 英也 / Hideya Tanabe


「余談 / yodan」
Instagram:https://www.instagram.com/yodan_jp/
Twitter:https://twitter.com/yodan_jp
公式サイト:近日公開


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