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超一流の食事術|世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術【要約/アイザック・H・ジョーンズ 】

まいどひでやです!

今回は今回はアイザック H ジョーンズ氏の、「世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術」という本をご紹介したいと思います。

この本は一言で言うと、食事によって自分の能力を最大化する方法を教えてくれる本です。

著者のアイザック H ジョーンズ氏(ご自身が10代の頃は「発達障害」ADHD(注意欠陥・多動性障害)の診断を受け、いつも頭に靄のかかったような状態で何をやってもうまくいかず、集中力ももたず、特別クラスに入れらてしまったそう。

その後も一向に改善しない様子を見かねた両親が、あるとき著名な自然療法医のもとへ連れていき、
そこで受けた 「砂糖(糖質)を控えること。そして、“良いアブラ”(脂質)を積極的に摂ること」――。

これが本書の重要なポイントの2つです!
「糖質を控えること。良いアブラを積極的に摂ること」です。

この2つのルールに沿った食事を実践したところ、パフォーマンスが劇的に変化し、それまでずっと脳に“もや”がかかっているように感じていたのがすっきりと晴れ、授業中の集中力を取り戻しただけでなく、 成績でも「オールA」をとるなど、周囲が驚くほどの優等生に変貌したのです。

この経験により医学の道に進み、今ではハリウッドスターはじめ多くのクライアントに改善メニューを提供し、世界中で活躍されています。

この本には、「糖質を控え、良いアブラをとること。そうすればベストパフォーマンスが得られる」ということが書かれています。

糖質を控え、良いアブラをとることのメリットは

  • 疲れにくくなる

  • 病気を寄せつけない

  • 太らず、健康的で若々しくなる

  • 脳がクリアに機能し、あらゆるパフォーマンスを劇的に高めることができる

等々。

この本を最後まで読んで、炭水化物、甘いもの、油っこいものも大好きな僕自身は
全てをとりいれてここまでストイックな生活をすることは到底できないな、というのが正直な感想です。
身体に悪いものは美味しいですからね…

しかし、糖質を取ることのデメリットや
良質なアブラが体にもたらす効果についてはしっかり理解できたので、
要点をピックアップしてご紹介したいと思います。

それでは早速参りましょう!

「糖質燃焼型」から「脂質燃焼型」へ

人類は農耕を始めるまでは、他の動物と同じように、狩猟・採集活動により食べ物を得ていました。
当然砂糖などはなく、穀類を食べる機会はごく限定されていました。

私たちがエネルギー源とすべきなのは、糖質ではなく、脂質。
毎日大量の糖質を身体に入れる食生活は、人類の歴史から見て、ごく最近に始まった、新しい習慣。
つまり、私たちの身体は糖質ではなく、脂質を取るようにできており、
糖質を積極的に摂取する必要は、そもそもないのだ、ということです。

さらに、私たちの身体の中にある燃料タンクは
脂質が約4万カロリーの容量であるのに対し、
糖質は約2000カロリーと約20分の1の容量しかないので、
糖質でエネルギーを摂ることは効率が悪いと言えます。

ちなみに、脂質をエネルギー源とするシステムを「ファットバーニング」というそうです。

人はそもそもこのファットバーニングの仕組みだったわけですが、
歴史上、農耕が始まり主食に糖質を食べるようになり、初めて「シュガーバーニング」というシステムを使うようになったのです。

そして、残念なことに現代人のほとんどが「シュガーバーニング」だそうです。

そうですよね。
パン屋さんや、ファーストフードショップ、世の中は糖質で溢れています。

糖質を摂るとインスリンが一気にスパークして上昇し、その分減る時も急激な勢いで減ります。

そのため、糖質をエネルギー源とする「シュガーバーニング」では、血糖値がいつも上下し、細胞に供給されるエネルギーも安定せず、脳の機能や脳のエネルギーレベルも安定しないのです。

結果、集中力が続かず、いつも眠くて怠い、という状態でパフォーマンスが上がらないのです。

それだけではなく、糖質はタンパク質とくっついて加熱されると、「AGE」(最終糖化産物)という、「極めて破壊的な物質」に変化することが分かっています。

ごはんの「おこげ」、ホットケーキの茶色い焦げた部分、鶏の照り焼きの焦げた部分など、糖質とタンパク質がくっついて加熱された「茶色い部分」が一番危険と言われています。

AGEは体内に入ると細胞を攻撃して炎症を引き起こします。

身体のあちこちに炎症が起きると、本来体調を整えパフォーマンスを上げるために使うべきビタミン・ミネラル類が炎症を抑えるために使われてしまい、栄養不足になります。

栄養不足状態で炎症を抑えることができないと、そこから癌などのあらゆる種類の病気が発生する可能性が出てきます。

さらに、栄養不足の身体は酸化しやすい、つまり老化しやすい状態が続くのです。

こわいですね。

この本では本来の脂質をエネルギー源とする「ファットバーニング」に戻すべきだということが書かれています。

現代においても、以前と同じように「ファットバーニン グ」システムで生活している北極やカナダ北部の人々は、ほ かの地域の「シュガーバーニング」の人々と比較すると、心臓病や脳血管障害、がんの発生率が飛び抜けて低いという特 徴が報告されています。

こうした事実をもとに、近年 「ファットバーニング」がアメリカの医学界では理想のエネ ルギーシステムと言われてきています。

良いアブラを積極的に摂取せよ

それでは「ファットバーニング」体質にするためにはどうすればよいのか?
そこで良質の油を取ることが重要になってきます。

なぜ、トップにいる人は皆「ファットバーニング」なのか?

「ファットバーニング」のメリットとして、

  • 脳の機能がハイレベルで安定し、集中力が高まる

  • エネルギーが安定して供給されるため、体の機能が安定する

  • インスリンと血糖値が常に安定した水準でキープされる

  • 生産性のアップ

  • 集中力のアップ

等があげられます。

ではこの本で積極的に摂取をすすめている良いアブラとは、具体的にはどのようなアブラなのか。
油にも様々な種類があります。(本の中では詳しく説明されています)

良いアブラの具体例としてすすめている理想の組み合わせ方が紹介されているので一部を紹介します。

「世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術」より

また、人間は自分の身体の中でもアブラを作ることができますが、種類によって作れないものもあります。

それら人間が作れないアブラは「必須脂肪酸」と呼ばれ、積極的に摂取した方が良いとされています。

必須脂肪酸には「オメガ6」(リノール酸)と「オメガ3」(αリノレン酸)があり、オメガ6は、紅花油、ひまわり油、綿実油、ごま油、グレープシードオイルなど。
オメガ3は、亜麻仁油、えごま油、ヘンプシードオイル、魚の油、チアシードなどに含まれます。

オメガ6もオメガ3も必要な油ですが、現代社会で生きていると、オメガ6の摂取量が非常に多くなり、オメガ3が不足してしまうそう。
理想のオメガ6とオメガ3の摂取比率は4:1程度ですが、現代社会に生きていると40:1くらいになってしまうので、積極的にオメガ3を含むアブラを摂取すると良いそうです。)

これらを偏りなく、目安として1日の合計で男性は8~10テーブルスプーン(1テーブルスプーン=15グラム)、女性は6~8テーブルスプーンを摂るとよいと紹介しています。

また、トランス脂肪酸や複雑な加工処理がされているサラダ油やキャノーラ油は「悪いアブラ」なので避けたほうがいいとされています。
トランス脂肪酸はマーガリンやショートニングに含まれていたり、液体のアブラ(植物油)を高温で熱したときにトランス脂肪酸に変化してしまうそう。
揚げ物を食べていることで、知らず知らずのうちにトランス脂肪酸を摂取していることになります。
となると、揚げ物が全滅なんですよね…悲しい…

そのほかにも「世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術」では、良いアブラと悪いアブラの見分け方や、アブラの詳しい説明、摂取方法などが詳しく紹介されています。

プチ断食を取り入れよう

本書には、良いアブラを摂ればファットバーニングになるが、さらにそのスピードを加速するには、21日サイクルでプチ断食をすると良いと書いてあります。

プチ断食は、8時間の間に食事を済ませ、残りの 16 時間は水とお茶しか飲まないことにすること。

例えば、12時に昼食を食べ、小腹が空いた16時頃かに間食をし 夜は20時までに食べ終わる。
特に夕食は、寝る前の3~4時間前には食べ終わっておくこと。

これがベーシックパターンですが、それより上級のアドバンスパターンは上記に加え、

・週に2日(連続する2日にはしないこと)は1日500(男性は600)カロリーに抑える。
・水やお茶は飲んで良い。
・水は沢山飲む。1日2〜2.5リットル(マグカップ8〜10杯)

を実施します。

本書には、『ベーシックパターンを経てからアドバンスパターンに移行したほうが挫折しにくい』と書いていますが、
『早く「ファットバーニング」に移行したい人、すぐに結果を出したい人はいきなりアドバンスパターンに挑戦して良い』とも書いてありました。

とまぁ、そんな訳ですが、個人的には自分のサイクルを見つけて無理のない範囲で16時間ルールを守っていけばいいと思います。

もちろん、水分は多めに飲んで行きましょう。

このように空腹時間を持つことで、内臓を休めると共に ファットバーニングに移行しやすくなります。
また、デトックス効果も期待できますよ。

他に気をつけることとして、

・大きい魚は水銀を含むものがあるため、魚は以下が良い。
アジ、イワシ、サバ、サンマ、サーモンなど。
亜麻仁油などをかけるとさらに良いそうです。
・炭水化物はどうしても食べたい時は夜にする。
・睡眠不足に注意する。7〜8 時間の睡眠を必ずとる。

などがありました。

また、油は食べ物自体にも含まれているらしいです。
良いアブラが入っているのは、
– アボカド–、クルミ、 とうもろこし–、えだまめ、 ほうれん草、 まいたけ、栗、 キウイ、オーガニックのベリーか、冷凍ベリー…など。

あと、以下はたくさん食べてもかまわないようです。

– ルッコラ、 アスパラガス、 タケノコ、もやし、 ソラマメ–、キャベツ–、カリフラワー、ナス、レタス、マッシュルーム、 ほうれん草など

続きはコチラの動画にて↓↓↓

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