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関西弁でアドラー心理学③

まいど!ひでやです!
お役立ちネタを配信している大阪のYouTuberです(^^)/

皆さんは「嫌われる勇気」という本を読まれた事がありますでしょうか?
アドラー心理学を分かり易く、青年と哲人の対話で教えてくれるベストセラー本です。

その嫌われる勇気を関西弁のコントにしてみました。
パート3です。

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哲人
「そしてジェラシ~♪」

青年
「今日はえらく上機嫌ですね」
対面のイスに座る

哲人
「別に機嫌よぉないわ!てか、またお前か!勝手に前座んな!」

青年
「先生は先日、原因論と目的論の違いを話されてましたね?」

哲人
「むっちゃ勝手に話進めるやんお前」

青年
「詳しく知りたいんです!引きこもりの僕の友人は、トラウマが原因で引きこもっているのではないとしたら、何を目的に引きこもっているんですか?」

哲人
「何で俺がそんな社会のお荷物の事を真剣に考えなあかんねん。」

青年
「相変わらずひどい…」

哲人
「ほんならお前は、自分の子供が引きこもってたらどない思うねん?」

青年
「それはもちろん心配しますよ。
どうすれば社会復帰してくれるか。
どうすれば元気を取り戻してくれるか。
真剣に思い悩むでしょうし、社会復帰できるようにあらゆる努力をしますよ。」

哲人
「ほんならそーゆー事やろ」

青年
「どーゆー事です?」

哲人
「ずーっと引きこもってれば、親が心配して右往左往してくれる。親の注目を一身に集められるし、腫れ物触るみたいに丁寧に扱ってくれる。一方外に出たら誰も相手にせん。社会的には無価値。お荷物。そーゆー事や」

青年
「では先生の理屈に従うなら、私の友人は目的を達成していて、今の状態に満足してるという事ですか?」

哲人
「不満はあるやろーし、別に幸せっちゅう事もないやろけど、目的に沿った行動してる事は間違いないやろな」

青年
「しかし、やっぱり納得出来ません。同じ心理学者でもフロイトはトラウマを原因とする考え方を示しています。」

哲人
「確かにフロイト的な考えは、トラウマ的なもんが現在の不幸を引き起こしてるっていう因果律の分かりやすさとか、ドラマチックな展開には魅力あるよ。

せやけどな、いかなる経験もそれ自体は成功の原因でも失敗の原因ではないんや。

義務教育の道徳で習うよな?
こころのキズは消えない的な考え方。

間違ってはないやろう。
人に対してキズつくような事を言ったり、
したりはしたらあかん。

せやけどやぞ?
キズつけられたもんは、
それが原因で何かを諦めなあかんのか?
「このキズは一生消えないから」みたいに考えて、一体何になるんや?

トラウマが人格形成に及ぼす影響がゼロとは言わん。
しかし、それによって何かが決定されるわけではないんや。

青年
「先生…」

哲人
「…ちょっと俺今、カッコ良かったんちゃう?」

青年
「えぇ、それ言わなければ…」


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