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ブラールタレイ誕生のエピソード(1)

2015年のワンデイセミナー「ブラール・タレイ」の終了間際に、ブラール・タレイの創作者であるシャーマ・ヴィオラがBRAL TALEJのカードデッキを創った時のエピソードを話してくれました。


シャーマはハワイにいた時代はアリスタ・クロウリーのカードを使っていたそうですが、2001年にダマヌールに来てからダマヌールで使われていたタロットを使い始めた。しかし、当時ダマヌールで使われていたカードはどこか自分の感覚に合わないと感じていた。


ある朝起きた時、ダマヌールで使われている元型的言語である「聖なる言語」のシンボルを使ったカードを作ったらというアイデアが閃いたので、早速ファルコに会ってそのアイデアを聞いてもらった。

ファルコは「ぜひやりなさい」と即答し、後押ししてくれた。

しかし、当時はまだ「聖なる言語」がダマヌール市民だけに公開されてた時期で、それを一般に公開するというアイデアに当のダマヌリアンたちがびっくりしてしまった。何人もの人がそのことを心配してきたが、自分はファルコにOKをもらったのだから大丈夫だと思っていた。


最初はダマヌールの芸術家たちの4人に、聖なる言語を使ったカードの絵柄をデザインしてくれるようお願いして、出来上がった4種類のプロトデザインを持って行ってファルコに見てもらった。ファルコはそれらのデザインを見て、良いとも悪いとも言わず、うーんという感じでじっと見ているだけだった。


そこでシャーマがはたとひらめいて「ファルコ、あなたのセルフィック・ペインティングを使うことはできますか?」と聞いたところ、ファルコは「もちろんだ」と承諾してくれた。それから1年かけていろんなセルフィック・ペインティングを調べてその絵の一部分を使ったり、全体を使ったりしてカードを完成させた。


出来上がった最初のカードをファルコに届けると、ファルコはそれを「人類の神殿」のとある部屋に持って行き、神殿のパワーがそれに宿るように、そうすることで一般に販売される全てのカードにも同じような力が宿るようにしてくれた。

ファルコは肉体を離れてからも、様々な形でダマヌリアンたちに指示やメッセージを届けてくれますが、シャーマには「ダマヌールを世界に紹介するツールを作ってくれてありがとう。」とメッセージをくれたそうです。


ファルコは全てお見通しで、新しい、開かれたダマヌールが世界に持って行くツールとして、ブラール・タレイが必要だとわかっていたのでしょうか?

その2へ続く


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