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【滞在許可の申請】 スイス滞在記 #7

日本人がスイスを訪問する場合、90日間以内であればビザの申請をする必要はない。今回の滞在は90日以上だったので予め滞在先の大学から手配していただいて、チューリッヒ州から滞在許可確約書をメールでもらっていた。この滞在許可確約書の発行は、情報を記入したアプリケーションを送ってから1ヶ月ぐらいで発行された。

ちなみにこの滞在許可確約書は成田空港の航空会社カウンターでも提示を求められた。入国審査のときは特になし。

そして、スイスに入国後14日間以内に居住者申請をして滞在許可証をもらわないといけない。現地の銀行口座を作るのにも滞在許可証が必要なので、できるだけ早く発行したいところ...SVVのSwiss Pass (公共交通定期券)は滞在許可確約書の方で購入できたので、この手続きを待つことなくできて助かった。

チューリッヒ市移民局窓口へ

スイス入国してすぐにチューリッヒ市の移民局窓口へ行く。番号札を取り待つこと1時間半程度...やっと呼ばれた窓口にて居住者申請をしたい旨を伝えたところ、急に来てもできないからオンラインで予約してくれとwebリンクが書かれたメモを渡され返されてしまった。長いこと待ったけど会話は3分程度...

ということで、早速リンクにアクセスし予約を進めていくが、住所を入力するところまでいって郵便番号のプルダウンに自分の郵便番号がない...直接入力もできず断念。

翌日、大学の秘書さんにヘルプをお願いしたところ、私の住所はチューリッヒ市内ではないので郵便番号が選択できないとのこと。なるほどーーー
滞在許可確約書は州単位で発行されていて、移民局も州単位で設置されてるっぽいが、滞在申請をするにはもう一つ細かい市単位?でやってるっぽい。
ただ、秘書さんが私が住む市の方にメールで問い合わせてくれたところ(ドイツ語でやりとりしてくれていた…ありがたい)、確約書の発行は州なので州で手続きするようにとの返事が。どちらからも断られている...

市役所の転入届窓口へ

期限である14日にも迫りつつあったので、とりあえず直接住んでいる市の市役所窓口へ行ってみた。そこで再度、滞在申請のお願いするとここの窓口で手続き可能とのこと!!!よかった!

と、ここでまた新たな問題が。私が持参した賃貸契約書に部屋番号が記載していないということで、受け取ってもらえず。
急遽、自分のフラットの管理会社にメールしたところ、翌日には契約書を再発行してもらえることになり、次に日に受け取り再度市役所の窓口へ。そして、ついに滞在許可証を手に入れた!!!
ちなみに182スイスフランかかった。金額は国とかによっても違うみたい。

今回のフラットの管理会社さんはいつも返信も早く、いろいろとすぐに対応してくれるのでとても助かっている。最初はAirbnbでも探したりしたけれど、今回のことに限らずちゃんと会社として貸してるところにしといてよかったなと思うことが多々ある。最初は1ヶ月のみにしてたけれど、その辺りの対応が良かったので延長することにした。

保険の免除申請

ようやく滞在許可証をもらうことができたので、次のステップは保険の免除申請と銀行口座の開設だ。

保険の免除申請については一筋縄では行かないなと予想していたけど、やっぱり行かなさそう(笑)

スイスは日本と同じように国民皆保険制度で短期滞在者も含めて国の保険に入る必要がある。しかもまぁまぁ高い。だけどスイスと日本は協定?を結んでいて二重保険とならず日本の保険でカバーできる場合があるらしい。また、日本の民間保険(海外駐在用保険のようなもの)では免除申請が通らないという情報を目にしていた。

私が入っている保険は、
被用者保険、勤務先で追加で入ってる保険、今回の滞在用に入った民間の海外保険、一応クレカ付帯保険

まず渡航前に大学からカバー内容がわかる保険の加入証明書を提出するように言われた。今思えばこれは国の制度とは関係なく、大学のvisitorとして登録するために必要だったのかもしれない。

そこで、日本の勤務先大学に海外大学滞在用にという旨を伝えて問い合わせたところ、そのような証明はないので、大学の職員である=共済組合に加入しているということで在職証明書(英文)でいけないかと言われた。
そんな日本的常識みたいな前提が通じるか?と思いつつ、在職証明書を提出したところ内容が不十分という返事があったため、つぎに追加で入っている保険(これは民間の保険会社)の方の英文内容証明書を発行してもらった。
それを提出したところOKだったので、渡航前の保険に関する手続きはここでおしまい。ちなみに交通事故などの補償があるかどうかも重要と言われた。

ここで、さっきの市役所の窓口でのやりとりに戻り、保険の免除申請について聞いたところ日本の年金の証明書が必要ということがわかった。
それを聞いてからちゃんと調べたところ、スイスと日本の社会保険相互のことについてしっかり書かれていて手続きの手順も記載してあった。完全に下調べ不足...必要な方は「日・スイス社会保障協定」と調べてみてください。

本当は渡航前に申請しないといけないのだけど、渡航後でも間に合うのか聞いてもらっている。(もう1ヶ月ぐらい経ったけど大丈夫かな...)

そんな感じで事務手続きはまだまだ続いている...
銀行口座についてはまた今後書こうと思う。

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