対馬の外交
対馬に来ている。
旅の目的の一つは、
雨森芳洲
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の墓を訪ねることだった。
江戸時代に対馬にて
儒学者として活躍した彼。
幕府と朝鮮の
間に入り
良好な関係を築くために
奔走した人物として
知られている。
善隣外交の礎となった
雨森芳洲の名は、
韓国の盧泰愚元大統領が
スピーチの際に引用したほど。
相手の国の
言葉を知り
文化を知り
友好関係を
少しずつ築いていくこと。
それが外交の基本であることを
雨森芳洲は身をもって体現し
今に伝えてくれている。
権利を主張し合うことも
ときには必要かも知れないが、
人と人の関係と同様に、
相手の国を思いやる気持ちが
何より大切であることを
彼の墓前にて
改めて思った。