杜の都のRock’n Rollerが好きな雨の曲 昭和〜平成編 Part.2
こんにちは、Hideです♪( ´θ`)
前回に引き続き、私が好きな雨の曲を紹介していきます。
「雨のウェンズデー」 / 大瀧詠一
作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一
1981年3月21日発売の大ヒットアルバム「A LONG VACATION」(現在までの累計販売枚数200万枚以上)からのシングルカットアルバムのコンセプトであるサマーバケーションのシチュエーションの中、夏の雨の日を題材にした、このアルバムを引き立たせる役目を担っている曲である。
発売当初は、同じくロンバケからのシングルカット「恋するカレン」のB面であったが、後にA面とB面を逆にした。
アルバム自体が爆発的ヒットの為、このシングルはセールス的に何万枚とかのヒットにはならなかったが、皆が聴いていたアルバムの馴染みのある曲なので、シングル化したのでとは違い、当時の若者なら誰でも知っている曲となった。
この曲の参加ミュージシャンは、鈴木茂(ギター)、細野晴臣(ベース)、松任谷正隆(キーボード)という当時の最高峰のプレイヤーがおしゃれな雰囲気を出している。
私が高校2年生の夏の雨の日によく聴いた曲である。
夏の暑い日の合間の雨は、なんとも切ない感じで聴いたことを記憶している。
「激しい雨が」 / THE MODS
作詞:森山達也 作曲:THE MODS
オリコン週間最高順位:24位
福岡出身のめんたいロックバンドであるが、革ジャンにリーゼントというCAROLを意識したスタイルは、音楽的にパンクっぽい曲もあり、男臭い激しいロックと反面シンプルな演奏に切なさを全面に出したバラードも演奏している。
この曲は、マクセルカセットテープのCMソングにもなり、当時の若者なら聴いたことはある耳に残るメロディーと歌詞だった。
激しく打ちつけるようなドラムと激しいギターカッティングが、雨の激しさの中、出てくる感情を表現している。
CAROLと同じ4人編成(ギター二人・ベース・ドラム)というシンプルなバンド編成。キャロルと違う点は、ボーカルの森山がギターとリードボーカルを担当していて(キャロルは矢沢がベース兼ボーカル)キャロルのようにジョニーと矢沢のツインボーカルではない。
当時のちょっとやんちゃなバイクとロック好きな少年たちから支持された。
「瞳はダイヤモンド」 / 松田聖子
作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂 (松任谷由美)
オリコン週間最高順位:1位 83年11月12月:月間1位 年間:46位
ザ・ベストテン最高1位 83年年間順位:41位
ドラマ「青が散る」の主題歌「蒼いフォトグラフ」と両面シングルとなり、両曲とも聖子には珍しく失恋ソングとなっている。
前作「ガラスの林檎/SWEET MEMORIES」の成功がきっかけになり、このシングルも両A面スタイルになった。
聖子自身初となるザ・ベストテン8週連続1位を記録する。
失恋して、空から降ってくる雨を”雨の矢たち〜”と表現して、自己肯定感を奮い立たすため、涙をダイヤモンドと例えた松本の歌詞は、当時でも評価を受けていた。聴いていた我々ファンも”涙はダイヤモンド”という前向きな捉え方に多数のオーディエンスが共感した。
聖子の隠れた名曲と言えるシングル曲。累計セールス枚数57万枚。
「雨音はショパンの調べ」 / 小林麻美
[原題:I LIKE CHOPIN/イタリアの男性歌手のガゼボがオリジナル]
日本語詩:松任谷由美 作曲:ピェールルイジ・ジョンビーニ
オリコン週間最高順位:1位 84年年間順位:12位
TBSザ・ベストテン 最高順位3位 年間順位:15位
本来女優である小林麻美が、8年ぶりにイタリアの男性歌手の曲をカバーして8年ぶりに発売したシングル曲
原曲を男性が歌っているにも関わらず、この淡々とした曲調が彼女の甘い声にマッチしており、旧友ユーミンが作った詩も見事にハマり、原曲よりも小林の方が認知度が高かった。
この曲のイメージが本家ガゼボのイメージを超えたと言って良いほど小林に合っていたと感じる。
予想を超えた売れ行きで、当時流行っていた12インチシングル化にもなり発売から7ヶ月後の11月に5万枚限定でロングバージョンがリリースされた。
52万枚という大ヒットを記録した。
当時TBSザ・ベストテンに8週連続ランクインしたが、歌詞の中の「気休めは麻薬」という歌詞がNHKの放送上問題ということで出演は一度もなかった。
他の歌番組にも出演は無し。
当時から米国等で製作されていたプロモーションビデオも日本で作られる様になり、この曲もMVになった。
私の感想ですが、美人女優が、長年のブランクを経て、外国の男性歌手のカバー曲を歌うことは異例で、そんな中でTV出演やCM)タイアップもなく大ヒットしたのは、楽曲と小林の声やイメージが合っていたことが大成功になった原因かと感じています。
「優しい雨」 / 小泉今日子
*当時CDのシングル版として、7インチシングルという形でこの細長いジャケットだった。普通のCDに比べかなり小さい皿状のCDだった。
後にCDショップでシングルCDは目立たないという事から、現在の様にシングル版も通常のアルバムCDと同じ大きさになった。
作詞:小泉今日子 作曲&コーラスアレンジ:鈴木祥子
時代は90年代・平成4年で、レコードではなく、シングルCDとして発売された。
小泉自身も出演したTBSドラマ「愛するということ」の主題歌になり、オリコンチャートとCD出荷枚数で「あなたに会えてよかった」に次ぐセールスとなった。
小泉節とも言える少しうなるような歌い方で、ため息にも似た声で歌うこのバラード調の曲は、雨が優しいものと表現されている。
前述の聖子の「瞳は〜」とは違う雨に対する感じ方を表現した歌となっている。
セールス的には、工藤静香の「慟哭」に阻まれたものの、売上枚数は95万枚を突破し、累計出荷では142万枚を記録する程の大ヒットとなった。小泉の代表曲のひとつである。
前回から、私が昭和から平成の青春時代に聴いた雨にまつわる曲を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
今回選曲されなかったものにも良い曲がたくさんありましたが、私の感覚で10曲選びました。
もうすぐ梅雨の時期にはなりますが、雨って心の中にある何かを思い出させたり、忘れたい事などを流してくれたり様々な演出をしてくれる自然現象ですよね。
今回は主に夏の雨みたいな曲が多かったですが、夏の暑い時期の間に降る雨は特熱な感じがしますよね。
雨が降ると、通勤に傘やレインコートやレインブーツが必要となったり、車が渋滞したりと生活には何かと支障が出てきますが…
たまには、雨の降る中、抒情的な感覚に浸ってみるのも良いかと思います。
では、またの機会に良い曲たちをご紹介していきたいと思います。
ありがとうございました。
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