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【work】 Tシャツデザイン "生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え"

昨年から急激に進化を続けている対話型AI。シンギュラリティが早まるんじゃないかなんて話も聞こえてきますね。

SF好きの間では一度は話題に上る『42』という数字があるんですが、僕も過去にこのモチーフでTシャツをデザインしていたので紹介します。

イギリスのSF作家・脚本家ダグラス・アダムズの作品の1つ『銀河ヒッチハイク・ガイド』の中でスーパーコンピューターのディープ・ソート(Deep Thought)が「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え 原文: Answer to the Ultimate Question of Life, the Universe, and Everything)」という問いに対して750万年の計算の果てにはじき出した答えが "42" という数字。
Wikipedia: 生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え

この数字に関して、世界中の多くの人たちがそれぞれの推察や仮説を立てて楽しむという文化があります。 中でも僕が気に入っているのはこの質問への回答を「answer to life the universe and everything」とすると、そのスペースも含めた文字数が42になるというもの。 750万年をかけてあらゆる可能性の中から弾き出された回答が文字数だなんて、ユーモアとも普遍的な問いへの敗北宣言のようにも思えて、空を見上げてひと息つきたくなります。

僕のデザインには「人生、宇宙、そして万物についての答え」って書いてありますが、これは「answer to life the universe and everything」の訳になっています。 なんで "生命" じゃなくて "人生" にしたんだろう? これ、ストレートに捉えるなら "生命" だけど、デザインした当時の僕はもしかするとわざと "人生" に変えることで回答を矮小化してみせたのかな。 なんか小賢しくてあまり面白くないから今なら "生命" とするだろうな。 デザインを見てみましょうか!

究極の問いへの回答は "42"
42 Tシャツ前面

あー、これ着たくなってきた!
アレンジ後に再販してもいいかもしれない。

次回は何を紹介しようかな。

サポートしてくれる人が増えると、新しい作品を作る余裕も出てきます。余裕は新たな可能性を見出す機会をもたらしてくれますね。新たな可能性からは今までと違った視点も生まれるかもしれません。