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妻はぼくのことをお父さんとよび、ぼくは妻をお母さんと呼んでいる。 でも息子の生きる世界では、だれかにぼくたちのことをパパママと呼ばれることが圧倒的におおい。だから息子はぼくのことをおとーさん、妻のことをママと呼んでいる。 ぼくのことをパパと呼ばないのは、だれかにパパと呼ばれる回数よりも、妻が息子にぼくの話をしている回数がおおいからだとおもう。 この日は職場の食事会が夜にあり、18時すぎに妻が家をでる予定だった。夜の自宅で息子と二人っきりになるのは、はじめてだ。